ロレッタブログ

DVDで再度鑑賞「クレイジーホース」 - 2013.09.05

昨年観た映画「クレイジーホース」のDVDが出ていたので、相方と鑑賞。
こういう映画って、好きな人と「全然判らない」という人と真っ二つに分かれそうですが、美術監督のアリ・マフダビの言葉に深く頷きながら観たのでした。
「僕は人間が変身する姿に興味がある。
特に女性の変身に引きつけられる。
女性には変身願望があり、美しくなりたいと願っている。
持って生まれた武器を使い、したたかな駆け引きの末に全く別の女に変身する。
それに比べたら‘美‘はとるに足りない。
25歳を過ぎたら女性の美しさは自分で築きあげるものだ。
僕のモットーは‘醜い女性はいない‘。
美を拒否する女性はいる。
怠惰な女性もいるが、美の資質があれば生まれつきの容姿を超越できる。
若いうちは誰でも美しい。
だが歳をとると若いイメージに固執するようになる。
努力しないと容貌が衰え、老醜をさらすハメになる。
クレイジーホースのダンサーたちは美しい。
容貌的にも文句なくきれいでボディラインも完璧だ。
だが容姿を鼻にかける子は舞台で映えない。
自分の美しさに自信があるので、必死で努力する必要がないからだ。
でもコンプレックスを持つ子は、自分磨きに精を出す。
だからハンデをのりこえ、舞台では魅惑的で謎めいてみえる。
そんな女性を称えるには、地球上の愛だけじゃ足りない。」

かんばらさんもよくサロンで言ってますよね。
「女性ホルモンの分泌のピークは25歳前後。つまり女性としての若さの絶頂期は25歳。そこからどう自分なりのベストを尽くして努力するかで、30、40、50、60歳と、その差はどんどん大きく開いていきますよ」と。
いまさら25歳に戻ることは決してないんですから、今の年齢での自己ベストをどうやって作っていくか、に尽きると思うのです。

ちなみにこのアリさん。ご本人もかなりキャラが立っているのですが、写真家としても有名だそう。
このカルティエや、

ディタのコアントローの広告は、見覚えがある方もいらっしゃるかと。