ロレッタブログ

Chocolate Doughnuts - 2014.05.09

まさかこんなにヒットするとは思わなかった映画「チョコレートドーナツ」

東中野のポレポレに2月に映画を見に行ったときになぜかピンときて手に取ったフライヤーがこれだったのです。
それには、エンディング曲Rufus wainwrightの書き下ろし「Metaphorical Blanket」とあったので、「あの何十枚も置いてあるフライヤーの中から唯一これを手に取るなんて私すごくない?」と自画自賛しながら、とても楽しみにしていたのです。(笑)
当日は映画館で2人して(彼もルーファスのファンなので)「歌詞が日本語訳まで付いてる!」と、驚くやら嬉しいやらでした。この曲はアカデミー賞でオリジナル楽曲賞の候補にもなったのだそうです。(余談:ルーファスは「ブロークバック・マウンテン」にも楽曲提供あり)

ルーファスがこの映画に曲を提供した意味を理解した観客ってどのくらいいたんだろう?

Lakeshore Records has recently released the Any Day Now soundtrack featuring an original song by Rufus Wainwright titled “Metaphorical Blanket”. Here’s what Rufus had to say about his experience writing the song:
“I tried to incorporate all three relationships into the piece, be it between the two men, them and the child or vice versa, there’s always a sense of the impossible looming, nestled in the mundane. All these folks want to do is have a somewhat ‘normal’ life, which is often the hardest and most valiant thing to try and create.”

Any Day Now director Travis Fine says:
“Rufus is quite simply one of the great singer/songwriters of our time. When music supervisor PJ Bloom and I decided to include an original song along with all of the other great music in the film, he was our absolute first choice. I’m honored that the film inspired him to write ‘Metaphorical Blanket’…a song that so beautifully and elegantly embodies the spirit of Any Day Now.”

ハーヴェイ・ミルクが暗殺された翌年のカリフォルニアが舞台のこの映画。
シングルマザーでドラッグ漬けでネグレクトの母親側の事情をばっさり切り捨てて家族を描いたところが潔く、むしろ好感が持てた。けれどゲイのカップルの子育てなら、カリフォルニアでレズビアンのカップルと子供2人の家族を描く映画「キッズ・オールライト(主演:アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア)」もあったはず。たしか日本では2年くらい前に公開されたと思うのだけど。
やじうまUSAウォッチ『キッズ・アー・オールライト』 あの娘の家にはママが2人/町山智浩←「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」を書いた人ですね。


この2年間で『家族』というもののあり方を再定義する人が増えたのか?確かに私なんかは2丁目ではそんな話ばかりしているけれども。なぜ今この映画が大ヒットするのか、いまだに私にはまだよくわからないです。もちろん映画そのものは大好きなのだけれど。そしてタイトルも原題「Anyday now」が通じにくいのは判るけど、この邦題もちょっと違うような気がしない・・・?

今週の英語のレッスンでも、あさこちゃんとそんな話をしたのでした。