ロレッタブログ

パスツレラ症!(パスツレラ症) - 2014.11.22

昨夜の時点でまだまだ調子が戻らない手首と拇指。

「あの腫れまくった状態は蜂窩織炎を起こしてたのかも?グローブみたいな手になってた時点でそう思ってはいたけど、いまだに動かしづらいし。木曜日に仕事ができるどころか洗い物や着替えも相変わらず大変だし。もしかして抗生剤のおかげというよりも、ほとんど自力で自然治癒しつつあるのでは??果たしてあと7日間同じ薬を飲み続けたところで、この手首の痛みは治癒するのだろうか?調べてみたら『猫ひっかき病は約2週間でリンパ節腫脹が80%以上』らしいけど、私の場合は午前2時に咬まれてしびれと痛み、さらに午前5時には激痛で目が覚め手が動かず、午前9時には腕まで腫れてたから数時間で症状が出てるし。リンパ節の腫れというよりは腫れと熱感は全体的で、痛みは患部を中心にあるんだけど・・・。それとも猫ひっかき病でも例外的にこんなに症状が早く進むこともあるのかなあ?劇症猫ひっかき病とかあるのかしら?(なさそう)」といよいよ疑問に思ったのです。

しかしこれをどこの科に相談すればよいのか、外科は中野坂上にあんまりいいところは無いって聞くし、皮膚科もいまの主治医くらいしかないし、一体何科なんだろう??こうなったら獣医に意見を仰ぐのが賢明かも?(本気で)と考えていました。

そして今朝。正直「ピークは過ぎて日ごとに軽快」というよりもむしろ「ピークは過ぎたが予後は大して変化なし」な気もする。
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すると再びY子先生から素晴らしい情報が!!!!感染症専門の後輩に私の相談をしてくれたそうなのです。ありがとうございます!!(涙)
「全然違う病名を即答。まずパスツネラで間違いない。クラリスロマイシンは8割耐性とのこと。セフゾンもしかり。腫れが退いてきてるのでこのままでもいいが、もし気になるなら、オーグメンチンという抗生剤が1stチョイス。」
「猫引っ掻き病はリンパが腫れる病気。局所が腫れてる時点で違う」

やっぱり!!!8割耐性ってことは、クラリスロマイシンはパスツネラ菌の8割に効かないってことですよね?やっぱりやーーーーっぱりーーー。なんと下手すると死んじゃう人もいるみたいです。「猫ひっかき病があるなら、犬咬まれ病とか、馬蹴られ病、タコ吸われ病とかもあるの?虫刺され病はただの虫刺されになっちゃうね?」なんて一人でおちゃらけている場合ではなかった。

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・パスツレラ症(Pasteurellosis)という言葉自体御存じない方も多いかもしれません。医師の間でも知っているのはごく一部の先生のようですが、本稿を読み終わったときには、『あのときのあの症状がパスツレラ症だったのでは!』と思い当たることでしょう!
  

・パスツレラ症とは
パスツレラ菌の感染により、30分~2日で皮膚症状、呼吸器症状の出る病気です。保有率は非常に高く、犬の約75%、猫の約100%が口腔内常在菌として保有していますが、今までこの感染症の存在は、ほとんど知られていませんでした。


・犬や猫に咬まれてパスツレラ菌に感染した場合

早ければ数時間で受傷部位が赤く腫れ、痛みや発熱を伴います。近くのリンパ節が腫れることもあります。パスツレラ症での受傷部位の炎症は皮下組織の中を広がり、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と呼ばれます。 受傷部位が関節に近いときには、関節炎を起こすことがあります。骨に達するような傷であれば骨髄炎を起こします。免疫機能が低下している人では、重症化して敗血症や骨髄炎を起こし死亡することもあります。

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まさにこれです・・・!!!土曜の午後も外来を受け付けている近所の内科に向かい、すぐ指示通り「オーソメクチン」を処方いただきました!内科の先生も薬剤師の方もパスツレラ病はご存知なかったらしく、興味津々でいきさつを聞いてくれたのでした。(笑)そしてデス先生のいうとおり「抗生物質を変えたほうがよいのでは?」は大当たりでした。関節炎起こしてるんですかね、どおりで手首を動かすといたいわけです。

Y子先生、本当にどうもありがとうございます!!!!!!!