ロレッタブログ

薬疹 - 2014.12.01

29日の様子。かなり腫れがひきました!動作によっては痛みがまだまだあるのですが、フェイシャルもボディも全施術入っています。
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手首の関節の橈骨側が炎症と腫れで圧迫されていたせいもあり、拇指が橈骨の延長線上にあるポジションしかとれなかったのですが
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腫れがひいたおかげで小指が尺骨の延長線上にポジショニングできるようになりました。本来、手と前腕が休止の関係にあるときはこのポジションなので、手を使う仕事なだけにとってもうれしい!
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そうして、29日(土)30日(日)と、びっしり1日つまった施術を行っていたら、左患部を中心に手指まで赤く小さな発疹がある。「濡れたらゲンタシンも塗った絆創膏にまめに取り替えてるけど、やっぱり仕事してると傷口から菌が入っちゃったかな~」と思っていました。1日中暖房とスチーマーをかけてマスク姿で施術していると、鼻から口回りも赤くなってきました。夏に出た汗疹と同じ場所だけど、なんか赤い様子が違う。幸いファンデーションで隠れる程度ではあるのですが。さらに喉も風邪みたいにいがらっぽくなってきましたよ!くしゃみも出てきたし、嫌な予感・・・・・でも日曜日だから病院はお休み。明日相談してみよう!

そして今朝。起きたら顔首デコルテから上肢にかけて、ばっちり蕁麻疹!
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ありゃー。
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これはやっちゃいましたね。
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人生初の薬疹ですか。
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今朝で処方されたオーグメンチンが終わるので、いずれにせよ再診に行くつもりでしたから、朝のオーグメンチンは服用せずに午前診療にぎりぎりセーフ!気づいた症状を書き留めて、お伝え。熱は無い。口内にも症状が出ているらしく、喉がいがらっぽいのとくしゃみはそのせいだそう。今日の診察は院長先生(先日は息子さんだったみたい)。前回と言い、今回の院長先生と言い、とっても穏やかな口調でそれだけで安心できます。(単純)先生は最初は風疹かな?ともおもったようですが、口内をみて「薬疹だね」と。

「抗生物質の内服はもう止めておきましょう。これだけ腫れも引いて回復してきているので、怪我はゲンタシンの外用と、あとは安静、睡眠といった基礎的な治癒力で対処していきましょう。怪我とは全く関係のない薬疹のためのお薬を出すからね」と3日分処方くださりました。

処方されたのはステロイドのセレスタミン。花粉症のアレルギー症状がひどいときにも飲んだことがあります。
薬疹(重症例)に進行しないといいなあ。
この資料の『薬疹の発疹型と主な原因薬剤』という一覧表にはペニシリン系はスティーブンスジョンソン症候群(これは勘弁して・・・)か湿疹型とあるので、後者だといいな~。(笑)

スティーブンスジョンソンだったら、エンビロン集中導入で表皮ダメージの回復、ですかねえ。エンビロンを用いた臨床例でよく見かけます。Y子先生からは「口内にも出ているのが気になりました。TEN(テン)と呼ばれる重症薬疹の可能性も否定出来ません。薬を止めても拡大傾向にあるようなら、直ぐ皮膚科に行って下さいね」とまたまたありがたいお言葉!!さっそくTENも調べてみました。TENが重症になったのがSJSみたいです。なるほど。そこまでではなさそう。(ささやかな希望)

それにしても薬疹はお薬を1週間服用して出ることもあるんですね。知人にもアナフィラキシーで倒れちゃった人や、妊娠中に薬疹が出てかゆみを我慢してしのぐという辛い思いをした方もいるのです。どちらかというと、服用後すぐ出るようなイメージがあったのですが、違うということを学びました。幸い私はかゆみも収まってきているので、まだマシなほうなのかもしれません?

せっかくだからこれも読んで勉強しよう。播種状紅斑丘疹型っていうのがこれかな?一番多い薬疹でかゆみは少ないらしいから、これっぽい。
「薬疹は IV 型アレルギーによって生じる事が多く、薬剤の使用開始から感作されるまで4~5日以上の日数を要する.中には 10 年以上使用していた薬剤でも突然感作され薬疹を生じる事がある」ですって。
薬剤師さん曰く「ペニシリン系だと薬疹が出るんでしょうね」とのこと。「最近数日おきにお会いしますよね!今度は薬疹ですか!すごい展開ですね!」「ひょっとして今年は大殺界ですか?」ともいわれました。(笑笑)

Y子先生は以前ある占いの方法で私の生年月日をみたら「飛躍の前に怪我が多い」という結果がでたそうです。(笑)今回は猫に咬まれて誤診続き、リンパ管炎の果てに薬疹という、なんとも濃いオンパレートですが、来年はいったいどんな飛躍が待ち受けているのでしょうか!!!!

とはいえ、こういうことで薬や治療・病院を0か100かで否定するのはナンセンス。ステロイドも抗生物質も、その登場がなければ失われていた命の方がはるかに多いのですから。漢方薬だって、出る時はでるとのことなので「誰にとっても絶対安全」というものは無いというだけのこと。今後の薬疹からの回復過程も含めて観察を続けます!