ロレッタブログ

スギ花粉:肌にもダメージ 水分蒸発させ、油分分泌を抑制 - 2016.02.04

今年も花粉との戦いの時期がきました!1月上旬から飛んでますよね~症状出ますもの。

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■スギ花粉:肌にもダメージ 水分蒸発させ、油分分泌を抑制 から以下引用。こういう基礎研究って大事ですよね。
・スギ花粉が肌の水分を蒸発させたり油分の分泌を抑えたりしてバリアー機能を低下させることを、資生堂の研究機関と科学技術振興機構などの研究グループが確認したと発表した。」

・研究グループによると、アレルギーの原因となるスギ花粉の抗原たんぱく質「クリジェイワン」を、セロハンテープで角層をはがした培養皮膚に塗ったところ、水を塗ったものに比べて皮膚からの水分蒸発量が極めて多いことが分かった。通常は角層がはがれると油分が分泌されてバリアー機能が回復するが、その分泌も少なかった。水分と油分の不足によって肌は乾燥し、肌の炎症を悪化させる。」

・肌の健康な人でもストレスなどでバリアー機能が下がることがある。このたんぱく質が肌に進入し、バリアー機能がさらに下がると、炎症が悪化し、かゆみが増し、かいて炎症が慢性化するという負のスパイラルに陥る恐れがある」

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オソロシイですね!余談ですが、いまどき化粧品にかぶれる人って原材料の安全性もとても高まっている昨今では本当に珍しくて、「化粧品にかぶれた」といわれがちな肌の不調の原因は大抵の場合は下記のいずれかのことが多いです。

①精神的なストレス
②花粉やPM2.5・黄砂などのに対するアレルギー反応、
③擦りすぎやお手入れしなさすぎで皮膚が荒れている
④洗浄剤の洗い流し不足で皮膚が荒れている
⑤妊娠による免疫機能の変化によるものだが本人が妊娠にまだ気づいていない(←意外と多い)

なにかあるとすぐ化粧品が悪者にされやすいのですが、学術的・皮膚科学的な知識で冷静に分析できると無用な心配が減ります。医学的には「敏感肌」という病名とか定義は無いですしねえ・・・ぶつくさぶつくさ。友人の岡部美代治さんが執筆したこの記事は、とても参考になるかと→連載・岡部美代治|Vol.19 敏感肌と上手につきあうコツ

以下、昨年の記事の再掲載です。辛い時期の症状をできるだけ緩和して乗り切りましょう!

■花粉時期のケアのポイント

■花粉症増加要因と症状を悪化させるもの