ロレッタブログ

整形美人よりも天然美人? - 2016.05.26

数年前にブログでご紹介したこの本。
きれいになりたい5つのタイプ―大学病院美容外科の心理カウンセリングから / 梶原千遠 / ネスコ刊
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5つのタイプのうちのキャリアウーマンタイプの典型例です。
唯一違うのは隠さないところ。エステを生業にして、外科や医療の利用歴を隠す方がお客様に不誠実。「スキンケアだけで維持してます」で化粧品や施術を販売するのは嘘になるでしょ。でも、スキンケアだけでは解決できない問題があるのは事実。医療を試した結果が良かろうが悪かろうが、それも一つの経験値としてお客様に伝えていけるわけだし、隠すほうが余程デメリットかと。

その点では、タカナシクリニックのカウンセリングブックには美容ライターや某メーカーの社員の方が顔出しで載っているのはとても好感が持てます。タレントさんとかモデルさんは、恵まれた容姿で生まれたというストーリーも夢を売るビジネスの1つなので隠すのもわからなくはないですが、美容業は別ですもんね。

こうやってどんどん情報公開すれば悪質な美容外科医って自然と駆逐されていくと思うし、もっとオープンに話せるようになるといいですよね。

とはいえ、日本では整形美人よりも天然美人のほうが「優」とされがちなので、男性の前では「この顔で生まれてきたの」的にしれっと隠しとおした方がもてるかもしれませんが。私はベラベラしゃべっちゃいますけどね。一人で呑みに行くのも新宿2丁目だし、ノンケの男友達も異界に片足や両足突っ込んでるような人(アーティストや作家など)が多いので、整形に偏見のない寛容な人ばかりだし。むしろそこにたどり着くまでのいきさつも含めて面白がってくれることでしょう。まあ、新たに勉強するネタが欲しくて整形を試してみるというパターンは珍しいかもしれませんが。

↓これらのブログ記事、私も同意見。
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■ショーンKの担当ドクターがいるならば、適切なアドバイスが必要だったと思っています。
確かに、手術や注射をやりすぎて、明らかにおかしい形の人や、アイデンティティーが崩壊しているとしか思えない人達もいるにはいます。そういう人たちを見て「整形」が「メンヘラ」と並列なネガティブな概念として扱われているのかもしれません。

■歯の矯正やマツエク、アートメイク、アイプチも騙された!と思わないのに、整形だけが槍玉に挙げられる。
女が整形ではなく歯の矯正してたら、やっぱり彼は「騙された!」と思うのか?たぶん、歯の矯正に関してはそんなふうには思わないでしょう。また、「睫毛長くて綺麗だな」って思ってたら、その睫毛がエクステだったとして、彼ははたして「騙された」とか「詐欺」とか思うのか?きっと、これも思わない。てことは、こと「整形」に関してだけ、「騙された」「詐欺」と感じてしまうのは何故だろう?私が問い質したいのは、ここなのよ。

■整形成功者が整形を隠さない風潮になれば、整形のネガティブさはなくなる?
事実、手術をやってキレイになってしまうと、対費用も考慮して、結果オーライ的な男の人が多いのも事実だから。ということは、業界のイメージを変えていかなければいけない事と、リスクとか費用対効果とかも考えた上で、眉唾的な施術を受けない事。上手くいった人達も整形を隠さない風潮にならない限り、整形で手に入れた美貌に対してのネガティブさはなくならないのかも。
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