ロレッタブログ

相談相手の選び方<つづき> - 2017.05.23

もう1つ注意すべきは、自分にメリットがあるから応援するという人。それは自分可愛さにまみれた小狡い「たかり」です。自力本願で生きるつもりが無い人が肝腎な時の相談相手にならないのは、言うまでもないですね。心が弱っているときはこういう人が「励まし」や「支え」を装って近寄ってきやすいのですが、大した努力もせずにこちらの人生に乗っかろうとしているだけの人なので、あなたが成長すればじきに違和感を感じて目が覚めます。目が覚める頃には、当時の恩の返済はとうに終わっています。だから「その頃の次元の自分にはこの人が合っていたのだな」と感謝したら、すみやかに明るいほうを向いて離れましょう。いつまでもつきあわなくていいです。

もしあなたの幸せを本当に応援してくれる人なら、あなたの進化と成長を喜び、執着せず、快く送り出してくれるはずです。子供が成長し、社会へ旅立つのを喜び、スムースに子離れできる親と同じですね。これが、たかる人の場合は執着と依存の権化になります。これがいわゆる恩着せがましい人です。

私は誰に対してもそういう心持ちでいるので、相方にも「もし私以上にあなたを幸せにできる女性がいたら、いつでもそちらにどうぞ」というスタンスです。彼の幸せが大事ですから。

幸い私には素晴らしいメンターがいて、その人の思考回路が徹底的に叩き込まれているので、もはや本人に相談しなくても自動的に答えが出るようになっています。私の独立開業はこのメンターを指針にやってきたようなものでしたね。
「自分の才能を大事にしなさい。これまでがむしゃらに頑張って必死に生きてきた自分に見合う人間とだけつきあえ。どうでもよい奴の話は一切聞くな。そして相手選びは決して妥協するな。」と言われました。自分の人生でおそらく最も大変だった時に、誰よりも心配して、そして叱ってくれた人でした。そういう人に出会えたのは、私の人生で最大の幸運ですね。

可能な限り利害関係の無い、本気であなたのことを応援してくれる人を見つけてください。あなたが理想とする人生とかけ離れた状態にある人の意見に、耳を傾ける必要はありません。「私もこうなりたい」と尊敬できるような思考や生活、生き方、人間関係を築いている人に相談してください。自分の至らなさを認めてそれと格闘しながらも、誰のせいにもせず晴れやかで健やかなメンタルで生きていると、闇は近寄りづらくなります。自分を頼りにして生きる心づもりがあれば、きっとそういう人が現れるはずです。