その仕事で本当に稼げますか? - 2017.06.08
昨日掲載のアンケートは、お金のことから逃げる女性がまだまだ多いということがよくわかる結果でしたよね。
このサイトに掲載しているお客様の声に「私と甲原さんとの出会いは、たまたま駅前でもらった一枚のハガキでした。ハガキには、自宅の一室で行う一日3組限定のサロンと書いてあって、私は結婚か何かで大阪から東京に来た方が趣味で開いたサロンなのかなーと勝手に想像してました。(ごめんなさい)最初は、ご近所だからいってみようと軽い気持ちで行きました。しかしーー。そこは想像とは全く違って、接客、技術ともにまさにプロの世界でした。」とあるのですが、そう思ったのは本当に無理もないんですよ。実際、個人サロンはその程度の「趣味の店」的なものが大半だから。
お客様から1円でも多くお金をいただき、それにふさわしい満足と結果を提供するのがプロの仕事です。
エステティシャンやセラピストから聞こえてくる言い訳でよくある例がこちら。↓↓
- 「お金をいただくのが申し訳ない」「お金のためにやっているのではない」「お金を稼ぐのに向いてない」←だったらボランティアでやればいい。
- 「営業は苦手」←営業せずに集客できると思っているなら、自信じゃなくて過信です。
- 「人を癒したいだけ」←癒されたかどうか判断するのは顧客であって、あなたじゃない。
- 「私はセラピストだから商品販売はしたくない」←お客様の日常管理をせずして、お客様がどうやって綺麗になるのでしょうか?知識も経験も甚だ未熟な証拠で論外。
こんな風にお金に関してきれいごとを言う人は、現実から目をそらしてますよね。おそらく依存できる稼ぎ手がいるのでは?(頼るのと依存は別物)
もしくは、セラピスト業は副業でしかなくて、本業は別で給与が出ている、とか。副業で続けられるほど片手間の勉強でつとまる世界じゃないんですけどね。そうして、手に職どころか、腕一本ではろくに食えない「自称セラピスト」や「自称エステティシャン」が次々生まれては消えていく。
セラピストとかエステティシャンって、日本は国家資格不用の無法地帯。誰でもいつでも始められるぶんだけ、レベルも稼ぎもピンキリ。自活できるほど稼いでいる人は、驚くほど少ないんです。だからこの業界は、いくら一部の人間が腹くくって頑張っても、ずっと社会的地位が低いままなんです。予想どおりのアンケート結果に開いた口がふさがらないというか、もううなだれるしかなかったですよ。
このように、技術者とも呼べないレベルの人が増えると、最終的に迷惑するのはお客様です。お客様の貴重な時間とお金を無駄にしてはいけません。なので、私はトレーニングやコンサルの仕事は基本的によほど腹くくってる方でないとお受けしないことにしています。私にオファーするよりもまず基本からやりなおしてください。
例えるなら、数学どころか足し算引き算レベルの知識も技術もない人が数学塾を開業して、「どうやっ?」と相談に来ているのが実情です。誠実に仕事やお客様と向き合っている人なら、これはありえないんですよ。それでも最近もメールやら電話やらで問い合わせがありました。どうぞ今一度うちのサイトをよく読んでからご連絡ください。
■ロレッタ トレーニング&コンサルテーション
趣味や副業ではなく、「この仕事で身を立てる」と志す現役プロフェッショナルのためのトレーニング」です。現金都度払いの明瞭会計でサロン経営が成り立つ、本来のあるべきレベルのエステティシャン育成を目指しております。会社の利益を最優先にした高額回数券販売やローン販売を行うサロンに3年以上勤務した上で、サロン経営とエステティックのあり方に疑問を持ったことがない方はご遠慮ください。サロンでの実務・勤務歴がないまま独立された方も、ご遠慮ください。