ロレッタブログ

若い女性に「ロコモ症候群」が急増 - 2017.06.15

3年前のブログでも記したロコモチェック。
その日、セミナー会場では椅子から片足立ちで立ち上がりるだけのことができない人が続出。たった5分間腕を上げていることすらできず、肘が曲がる人がほとんどという、もうありえない光景でした。エンビロンのセミナーなので、主な出席者は20~40代のサロンオーナーやエステティシャン。パワープレートも初心者向けのエクササイズすらできない人が多いらしいって聞いてはいたけど、これじゃあ無理もないね・・・と絶句したものです。

あのね、美容って、健康じゃないとついてこないんですよ。健康じゃないときれいなわけないの。健康じゃないのに見栄えだけ綺麗にしようというのは、たとえるときれいなデコレーションケーキにフォークを刺したら、中身はカビだらけで腐ってたようなもんです。

先日もヤフーニュースに
丸の内で働く20代・30代女性352人にテストを実施した結果、30%の女性に移動機能障害がすでに始まっている傾向が見られ、さらに4%に「障害が進行中」という調査結果が出た。
とありました。もう日本人の運動不足度合いって絶望的にひどい・・・!!!この調子だと、出産経験の有無にかかわらず30~40代で尿漏れと子宮脱、50代で杖、60代で歩行器、70代で車椅子生活でしょうか。


身体が動かせている(動かせているつもり)30~40代は油断する人が多いんです
。どんなに身体をいためても「まだ自分は大丈夫。いける」と勘違いしている。体中は着実に40年分使ってガタがきているのに、見た目もまだまだ若いし自意識も30代前半代ぐらいで止まってるんです。働き盛りの30~40代のうちに日常的な身体のメンテナンスに投資して、「動き」に意識を向けることができるかどうかの最大のターニングポイントです。

50代になると大病したり、生活習慣病や更年期のホルモン分泌の変化・低下もあり、一気にガクっときます。それでも運動を意識的に実施しない人はまだ多い。いよいよ60代になると本気で焦る人が増えるのですが、これは崖っぷちで慌ててる状態なんです。長年意識を向けて動かさなかった身体の内部では、骨粗しょう症が進行していたり、関節が硬くなっていたり、30歳から着実に進行した筋力低下で既に何十パーセントもの筋力が失われていたりします。したがって、できる運動はもはや運動ではなくリハビリからのスタート。

洋服、車、時計、旅行、外食など短期的欲求を満たす娯楽にお金を使う人はとても多いです。購入後も時計や車や洋服のメンテナンス、移動やステイ先にお金を惜しまない人は多い。でも身体の方がよほど大事な一生ものです。そのために必要な運動、食事、睡眠への投資をぜひ一度見直してみてくださいね。よりよく人生を生きるために最低限必要なのが健康な身体です。身体を疎かにして短期的欲求にお金を使い続けると、あとから必ず後悔します。