ロレッタブログ

ストレス過多な時期の過ごし方 - 2017.06.22

→昨日の続き

じゃあどうしたらいいのか。
ストレス負荷が高まると、交感神経が過剰に優位になります。呼吸は浅く、動悸は早くなります。心臓と脳に血液が集中するので全身的に血行不良になる。怒りもリミットを超えると顔色が赤いどころか青白くなるのはそのせいです。(苦笑)

そういうときこそ、副交感神経が少しでも優位になるよう「ゆっくり」で余裕を取り戻しましょう。ゆっくり動くと、呼吸もゆっくり深くなります。呼吸は身体の状態を自力で最も変化させることのできる方法です。身体の調子はダイレクトに心の調子に影響します。

「病は気から」というせいか、メンタルが身体を作ると思われがちです。しかし実際には身体がメンタルを作ります。そしてそのメンタルがマイナスに偏ったときに病を呼ぶことがあるのです。はじまりの根源は身体です。

多忙な時でも、睡眠・食事・運動・呼吸といった身体をつくる根源的な部分はできる範囲でのベストを尽くしたい。「誰も自分に優しくしてくれない」とやさぐれそうなときに、自暴自棄に流されないように。他人に優しくしてもらえないなら、せめて自分ぐらいは自分に優しくしてあげましょう。マッサージやエステ、ヘアトリートメントを受けにいく、パーソナルトレーニングでメンテナンスに集中する、深い睡眠が得られるようベッド周りの環境や寝具を見直したり、身体によい食材のストックを冷蔵庫に欠かさないようにする。塩分・油分・カロリー過多の外食は出来るだけ減らすなど。外食や宅配に頼る場合はできるだけ体に優しい素材を使っているお店を改めて探して選びなおしてみる。心身が消耗しているときは体内でも栄養素の消耗が激しくなります。高品質のサプリメントで体内を今できるかぎりのベストコンディションに保ちましょう。身体にお金をかけることは、今の自分を大事にして、さらに未来の自分をつくることに繋がります。

吸入することで脳に直接働きかけることのできるアロマセラピーもとてもお勧めです。ラベンダー、オレンジ、フランキンセンスのブレンドは、特に鎮静とリラックスにお勧めです。これをブレンドしてマッサージに用いたり、胸元に塗布して呼気で体内に取り入れるのもよいですね。よく眠れますよ。

ストレスの源のような人がいる場合は、もし遠ざかることができるのであれば、すみやかに去りましょう。それができないときは、接触頻度を最小限まで減らしたい。身内であっても会うと辛くなる場合は距離を置いてよいのです。暦年齢はじゅうぶん大人でも、メンタルが幼稚な人は驚くほどいます。誰からも適当にあしらわれているのにそれに気づいていない人って、見ていて腹立たしいというよりも、もはや憐れです。

サロンは表の顔と裏の顔の真ん中が発散できる場所です。(本当の裏は本人にもわかってない場合が多いですからね。)
家族や会社、夫婦間の問題はカッとしているときに言葉を発すると、ことがより複雑になることがあるので、イラっときたらうちでしゃべり倒して発散していってください!旦那様、親御さん、上司、部下、同僚、彼に本当なら投げつけてやりたい心の澱はサロンで出しきって、本人には冷静な心でもう少しマイルドに伝える、と。(笑)

よりよい人になりたいと思うならば、心が震えるような出会いをして、自分もその高みを目指す心持は欠かせません。でも「こうなっちゃいけない」という人間を目の当たりにすることもとても大事。

人生の最大の目的は幸せになることです。自分の安全を確保して、自分の幸せを最優先にして、関わる人間はふるいにかけて生きましょうね。