ロレッタブログ

昔の上司が - 2017.08.10

ダイエット&ビューティーフェアの案内を眺めていたら、昔の上司(ソシエの元社長)の須藤さん発見!!
「新人がすぐに辞めていく」って。(苦笑)

ソシエは今では三越伊勢丹の傘下になりましたが、私はオーガナイズする側が想像を絶する混乱に見舞われるのではないかと気がかりです・・・

須藤さんは現在は株式会社テシオの社長らしい。下記のご挨拶を読んで、ベテランがほぼいない業界の実状が、何十年経っても全く変わっていないことがよーく判る。(苦笑)

『半世紀近くにわたり美容界の中に身を置きながら常に感じたことは美容業の素晴らしさです。
1990年当時エステティック業界は1兆円産業に成長すると言われておりました。
女性たちが前向きに肯定的に明るく生きるためには外見の美しさもさることながら、内面的美しさも重要と考えられるようになりました。
また、男女雇用機会均等法の流れの中で女性たちの活躍の場が広がるにつれエステティックは日常生活の中に溶け込むことができました。

結果、多くの若い方たちがエステティシャンとして活躍することを夢見て就業者の人数が増えるとともにサロンも全国に増えていきました。
然し乍らその一方で、教育制度をはじめとした職場環境の整備が追いつかず、多くの若いエステティシャンが夢破れ業界を去ってしまうことが多くベテランの育たない環境が続いてしまいました。

このような状況を鑑み、教育こそが顧客満足や社員満足の第一と考え、技術・接客・専門家としての意識教育などに最も多くの時間を割いてきました。
プロとして一人前になる事がお客様から信頼されること、そして教育こそが業界の発展につながると確信もしました。
特に自分たちの仕事がどれだけ世の中で必要とされているのか、どのような結果をもたらしているのか、社会的に重要な仕事であり誇りの持てる仕事であるのか。施術を行う手を通してお客様の心に寄り添いながら、疲れた心を、少しだけくじけそうになった心を、どれだけ救うことができるのか。

エステティシャンは、手に心をのせて自分の思いをたくさんのお客様に伝える事ができる。今までのように健康な人たちだけが利用するサロンにとどまらず、病める人たちや病める時にもエステティシャンの果たす役割は大きくなってきました。
専門家とは、技術のみ知識のみをかざすのでは無く、業を通してお客様の役に立ち、お客様が喜んでくれる経営をし、優秀な人財を育てること。これが社会に存在する意義だと考えております。
業界を、エステティックという仕事を、もっともっと良くしていきたい。誇れる職業にして行きたい。その為に同じ志を持つ人たちと一緒に学んで行きたいと考えております。
私たちが今やらなければならなのは素晴らしい仕事を後世に残すこと。そのために教育の柱を作っていきたいと思います。』

この言葉通り、須藤さん頑張ってほしいな!須藤さんは歳を重ねるごとにどんどん垢ぬけて、本当に綺麗になられている。