40歳からの過ごし方 - 2017.12.08
サロンでエクササイズに関する質問を沢山いただいているので、40歳以降の過ごし方について記しますね。
見た目が若々しくて健康そうな人でも、40歳前後から成長ホルモンなど身体の再生に必要な物質の分泌量は減ります。したがって全身の再生力が低下します。この減少が40代は糖尿病や高血圧などの「生活習慣病予備軍」といわれる人の割合が一気に増える原因の1つといわれています。
とはいえ、明治の頃の平均寿命は50歳。現代女性の平均寿命は87.05歳!40歳を過ぎてもまだ40~50年間もある!40歳で折り返し地点にもなっていない!!今や人生100年の時代!!ここで「まだ自分は若い」と言い聞かせて耳を塞ぐのは現実逃避です。この40~50年を心身ともに健やかに充実して生きるためにはどうすればよいのか、じっくり考えてみましょう。
・喫煙・飲酒の習慣はエスカレート。
・普段の食生活はてきとう。
・少し歩くだけで運動した気になって満足。
・定期的な運動は無し。
・休日はゴロ寝。
・階段よりエレベーターやエスカレーターを探し、数駅の移動でもタクシーを愛用。
・動作は俊敏さに欠け、電車は空席にすみやかに座る。
・買い物は通販頼り、出前や宅配サービスも愛用。
・エクササイズや健康管理にお金を使うよりも新しい洋服やバッグや娯楽に使いたい。
・・・という人は、かけがえのない自分の心身への投資よりも、見栄とモノと娯楽消費ほうが価値が高いと考えている証拠。こういう人は間違いなく、40歳以降は加速度的に老います。
健康も美容も、ダメージが顕著になってから慌てる方がまだまだ多いのが実際です。しかし「損なった健康を取り戻そうとするケア」と「健やかな状態にもいつか必ず訪れるマイナスを早い段階からできるだけ緩やかにするケア」は、いくら同じお金と時間を割いても、結果には大きな差が出ます。
どう考えてもできるだけ若いうちから生活習慣を整えて、筋力や骨密度、柔軟性、全身を健やかに保つために生活習慣を改善して、損なう要因を減らし、良い状態を維持するほうに努めるあり方がのぞましいということは、誰にでもわかりますよね?いつ気づくのかは人それぞれですが、早ければ早いほど良い。40歳ならもう気づいてよい頃。
気づいたなら改善した生活習慣を続けられる環境と人間関係をつくりましょう。
自分を良いほうへと引き上げてくれる人、導いてくれる人と長く良い関係を結びたいならば、ただ距離を縮めて仲良くすればよいというわけではありません。ほどよい距離感を保てるようメンタルを自立させましょう。
そしてだらしない人からは反面教師として学んだらすみやかに遠ざかりましょう。それは薄情ではなく自尊心があれば当然のことです。自分を大切に思うからこそ、自分をマイナスに引きずる人といる必要はないのです。
私は週1~2のピラティスを9年間、骨折などの大怪我の時以外は欠かしていません。どんなに忙しくても、必ず毎週トレーニングの時間を確保しています。それは今の自分のため、そして将来の自分の為の必要な投資だからです。だらしがない人、辛気臭い人は、すみやかに見切りをつけて関係から遠ざかるようにしています。
エンターテインメントへの消費行動で気晴らしをする方は多いですが、自分自身を形作るための投資は心身がもっと豊かになりますよ!思い立ったら「今日から」はじめましょう!思考回路と行動を根源から変えない人は、一生そのままですよ。