ロレッタブログ

整形について正しい知識を広めたい - 2018.01.13

4回目のフェイスリフトをおえたうさぎさんがツイッターで言っていた。
「私は誰にでも整形を勧める気はない。ただ整形について正しい知識を広めたい。整形前と整形後の写真だけじゃわからない、術後数日間の腫れた顔もお見せします。それ見て怖くなって思い留まる人がいてもいい。整形は魔法じゃないんだ。きちんと実態を知らないで飛びつかない方がいい。何事もそうだけどね」

まさに私も同じ気持ち。
私の腫れた顔の写真や、手術の動画を「見たくない」「見たら受けられなくなりそう」「怖い」というお客様もいるけれど、現実をよく知って、それでも受けたいかどうかよくよく考えてからやったほうが良いと思う。二度と元には戻らないことをやるんだから。痛くなくて、腫れなくて、傷も残らなくて、手術したその日1回だけで終わり!なんて都合のいい話はないのだから。

オペのためにスケジュールを調整したり、血は出て、腫れるし、痛いし、傷は一生残る。抜糸も痛いし血もまた出る。
私みたいに傷跡が残りやすい体質の人は術後の通院が月1ぐらいでしばらく必要なことも。そのための注射も痛いし、場合によってはレーザー照射(これも痛い)することも。

それでも私がやるのは、化粧品やエステだけでは絶対にどうにもならない美もあるということを、お客様にお伝えしたいから。女優やモデルは夢を売る仕事だから大っぴらには言えないのだろうけれど、加齢しているにもかかわらずフェイスラインや目元が何もせずに造形を保てるわけがないんですよ。
修正された画像とうまいキャッチコピーが添えられた化粧品の広告やエステに過剰な期待をして、時間とお金を無駄にしてストレスをためるよりも、それぞれで出来ることとできないことをロジカルに整理して、無駄なストレスから解放されたほうがいいと考えます。

そして、医師はベビシッターじゃないんだから、患者が「痛い」と言ったところでよしよししたり、いつまでも整形しようかどうか迷っている堂々巡りの会話に延々と付き合い続けるようなこともないと思っておいたほうがいい。美容医療にもとめられる優先事項はそこじゃない。女性はそういう長々としたコミュニケーションを好むけれど、医者はそれにつきあう仕事ではないと考えたほうがいい。

そもそも何を求めて美容医療の門をたたくのかというと、最優先事項は「きれいになりたいから」なわけですよね。私は「ドライすぎる」といわれるかもしれないけれど、いくら話を聞いてくれて、よしよししてくれても(←そんなのは不要ですが)、インテリアがゴージャスだったり、ホテル並みのサービスだったとしても、「きれいになる」という結果をかなえられないクリニックと医者には用はないわけ。望む結果を得られて、リスクと費用など必要な説明がなされているのなら、そのほかのことは大して問題ではないと考えます。私はそのためにお金を払っている。

ハイリスクハイリターンの現実を理解して、自分の意思と責任で、顔を預けられる医師を選んでくださいね。