ロレッタブログ

新・医者にかかる10箇条 - 2018.02.11

外反母趾のオペについて、いくつかの病院で足専門医にご意見をうかがいました。

最近受診した病院の先生曰く、私の小指の曲がりは「内反小趾ではなく、カーリートゥ」なんですって。初めて聞いた!勉強になります!

解剖学は好きだし、外反母趾については術式について予習もしていたので「病態を大変よく理解している」とおっしゃっていただけて、なんと!特に外反母趾のオペを多く手掛けている先生の診察日に、わざわざ改めて予約を取りなおしてくださりました!!地道に勉強していると、こういう良いこともあるもんですね!!嬉しい!!!!

今週はその先生の診察を改めて受けたのですが、突っ込んだ質問にも誠実に答えていただけてありがたい。患者が色々質問するのを嫌がる医師もいると思うのだけど、自分の身体のことだからこそ、メリットだけではなく、リスクやデメリットもきちんと理解したい。そして、その日の患者は私だけではないし、どなたも怪我や病気で困っているからこそ受診しているわけで、先生だって膨大な数の患者を診ているのだから、誰にとっても貴重な時間は無駄に費やしたくない。病院で待合室にたくさんの患者さんがいるのを見たり、予約表にずらっと名前が並んでいるのを見るたびに「先生は自分のランチを食べる時間が果たしてあるのかな?」って、よく心配になりますもん。限られた診察時間で質問したいことを効率よく聞きけるように、質問事項を予めリストアップしていったのですが、そういうのがまたよかったかもかもしれません。
医療に対する批判をしてばかりの人は多いけれど、「患者として自分ができることは何か?」「次にできることは何だろう?」と考えることのほうが余程大事だと思うんです。だって、医療と無縁で生きられる人なんてすくないんだから。

こういうのって、病気やけがの治療だけではなく、マッサージやエステ、美容室など、全てにおいても応用できる考え方だと思います。「お金は出すからまかせるわ」と、はなからどういう治療なのか、メリット&デメリットすらも理解しようとしないのは論外。自分の頭で考えなさすぎです。よい結果を得たいなら相手と協働して臨んだほうがいいわけで、それは良いコミュニケーションから生まれるのだから、予習なり事前準備できることは自分でしておきたい。

下記は、『私たち一人ひとりが「いのちの主人公」「からだの責任者」。そんな自覚を持った「賢い患者になりましょう」を合言葉に、設立されたCOML』のHPより。

患者が自立・成熟し、主体的に医療参加することを目指しています。
患者と医療者が対立するのではなく、“協働” する医療の実現がCOMLの願いです。
COMLでは、電話相談を日常の活動の柱に、医療現場により良いコミュニケーションを築く活動をしています。

子供向けに、こんなにもあるそうです。正直、大人でもこれができていない人もいると思うので、襟を正したいですね。