ロレッタブログ

私も応援しています - 2018.03.11

昨年動画でもお世話になったかんばらさんの行きつけの2丁目のバーA Day In The Life。

絵は副店長のこうき君、文章は中村うさぎさんという絵本の出版プロジェクト。
A-portでのクラウドファウンディングは、企画当初から私も応援しています!

生まれ育ってくる過程で、家族や学校、社会にうまくとけ込めなかった子供たち、かつてそうであった大人たちの思いがとどくといいな。
■「親に愛されなかったマイノリティ」の絵本を出したい!

「親になると成長するよ」と安易に口にする人もいるけれど、それは自分の飛躍的な成長を実感できた経験がその人にとってはたまたま子育てだったということ。親になって成長するどころか、ネグレクトや虐待に発展することもある。

特に私は2丁目だけではなく、サロンで長いお付き合いのお客様たちからは生育過程や家庭環境を聞く機会もあるので、それをよりいっそう痛感します。親にならないほうがよい人もいるのだと思う。
子供ながらに親の顔色をうかがい、頑張って、気を使って、いい子になって、良い成績をとって、しっかりして、お手伝いをして、我慢して、辛抱して、命令には逆らわず、助けを求めることは許されず、無力な子供時代を歯を食いしばってどうにか生きぬいてきた人、大人になってからも親に苦しめられている人も、それはもう驚くほどとても多いです。

まだ子供なのに、親の愚痴の相手をしつづけて、まるで「子供が親の親」みたいになっていることも珍しくない。こういう子供は人に弱みを見せたり甘えたりすることが極端に苦手になるので、大人になってから恋愛や仕事という対人関係で抱え込みすぎる傾向が強いように感じます。

そういう方には私は「あなたはほんとうによくやっている。今日までよく頑張って生きのびてきましたね。あなたは大切にされるべき、十分にその価値のある人間ですよ。」と言いたい。
子供は親を選べないけど、大人になってからの人間関係は自分で選び取ることができるのだから、自分の価値を認めてくれる人たちと共に生きていきましょうね。

昨日の朝日新聞夕刊には、こうきくんのインタビューが掲載されました。

ウェブでも読めるので、ぜひ。→■この場所に、あふれる感情 ゲイバー発のウェブマガジン、挿絵のこうきさん