ロレッタブログ

どうやったらできるか? - 2018.04.21

お客様に「どうしてそんなに沢山色んな事が出来るんですか?早い!」と驚いたように質問されました。
あれこれ迷ってやらない言い訳をこねくり回す時間は無いと思っているからです。人生短いから。

15歳の時に「あとこれ1回繰り返したら30歳か。早いな。5回で75歳。6回で80歳で終わりか」と思いました。
20歳の時に「あとこれを4回繰り返したら80歳でもう終わり」
30歳の時に「あとこれを1回やったら60歳。2回で90歳。90歳まで生きてるか?」
今年41歳なので「もうあと1回やったら82歳で終わり。さらにもうあと1回はさすがに無いな」です。(笑)

60歳が厄明けというけれど、これって昔の人の寿命が60歳だっただけで、それから先の厄年のつくりようがなかったんだと思うんですよ。本来の肉体の寿命が60年だすれば、本当にね、誰かのせいにしたり迷っている暇は無いです。
今は人生も100年の時代になったけど、おそらくこれも過ぎてみればあっという間なのでしょうね。
そうすると、できない理由、先延ばしにする理由を探しているのが、もったいなさすぎるんですよ。

できない理由をみつけて、不満がありながらもある意味勝手知ったる安全圏に留まりたいのであれば、それはその人の生き方だから良いでしょう。「やる」と決めた時に必要な取り組むためのエネルギーや、失敗したときのプライドの傷つきを想像すれば、尻込みしてしまうんでしょうね。やらないかぎり、失敗もしないし、リスクも負わないから。

それに、トライしなければ「何者かになれる可能性を自分は秘めている。でも今はしがらみがあるから動けないだけ」的な大義名分をもうければプライドも傷つかないしね。不平不満と自己嫌悪を多少感じたとしても、結局やらないでいるほうが居心地がよくて、メリットが大きいのだと思う。それはそれでその人の人生だから、本人が幸せならいいと思います。それが自分にふさわしいありかたと思えるなら、それでいいんですよ。

そして私はというと、自分の不都合を人のせいにして「自分は何も悪くない」と自己欺瞞のまま60歳、80歳になった自分を想像すると、到底そんな自分は好きになれないんですよ。なんだか楽しくなさそう。

だから、できない理由を探すという発想は無くて、「どうやったらできるのか?」しか考えません。課題解決型思考ですね。できる方法を考えて、その都度実行に移せば、問題は問題のままであり続けることはないです。ただし、何かに取り組むのはひとりひとりにとってベストな時期があるでしょうから、私みたいに常時過活動気味に疾走しなくてもよいとも思います。(笑)私がこう書いたからって、急に「私も会社辞めました!」とかにはならなくていいんですよ。(笑)できない言い訳を探して現状維持に甘んじるのではなく、現実と照らし合わせながら着実に歩を進めているかどうかが大事なわけ。

あとね、お客様とお話していると「私には自信がないです」って言う人がすごく多いんですが、おそらくその人にとってパーフェクトな自信がつく日って一生来ないんですよ。最初から完璧を求めすぎなんです。自分で自分のハードルを上げすぎているんじゃないかな?

たとえば自転車を乗りはじめた時を思い出してほしいんですが、最初からはスイスイ乗れなかったですよね?補助車輪つけて、数回どころか何十回もトライして、フラフラしながら走って、転んで、痛い思いして、それでもできるようになりたくて、ようやく乗れるようになったと思うんですよ。私は免許持ってないですけど、おそらく車の運転も同じだと思います。教習所通って、実際に道路を走ってみて、高速にのってみて、走ったことのない道に出てみたりして、そしたらガソリン無くなりかけて「しまった!」とか。乗れるようになったと思ったら、雪の日にタイヤ回らなくなってJAF呼ぶはめになったとか。(笑)

パソコンのブラインドタッチもそうですよね?最初のうちは打ち間違えて変な字が出たりして、来る日も来る日もトライして、いつのまにか両手でスムースに打てるようになるんですよ。1回触っただけで出来ることって、まあ無いです。そして何年やってても未だに操作がわからないこともあるという。(笑)

だからね、トライする前に諦めたり、トライしても数回のことで諦めてしまうなんて、そもそも早すぎるんです。私は初めてやることをたった数回でマスターできると思ってもいないし、失敗して当たり前だと思っています。たった数回で自分ができると思っているなら、ある意味自惚れも甚だしい。(笑)

私はそんなに何もかもスムースにできるような人間じゃない。人よりもものすごく物覚えも悪いし、出来るようになるまで恐ろしく時間がかかるんです。だから、人の2倍3倍の時間と労力をかけないとモノにならないんです。だから、即断即決即実行。私が新しいことを学びマスターしたら、お客様に提供できるサービスの幅が広がるのだから。人と自分の幸せに貢献できることを迷ったり先延ばしにする理由は、そもそも無いですよね?善は急げ。

もっとわかりやすく言うとね、「私泳ぎたいんです!」と言って畳の上で泳ぎ方の本を読んでる人を想像してみてください。畳の上でバタ足したり、息継ぎの練習もしている。で、1年経っても2年経っても、5年10年経っても、まだ畳の上で本読んでるわけ。本人に聞いたら「今はまだ飛び込む時期じゃないと思う。自信がないです。でも私泳げるようになりたいんです!」って言ってるんですね。「つべこべいわずに一回水に入ってみなはれや!!」と思いませんか?(笑)チャレンジと言っても、「100mを10秒台で走れ!」みたいな非現実的な夢を叶えましょうと言っているわけじゃなくて、水入るぐらいのチャレンジならやってみてもいいと思いませんか?

水に入ったからこそ初めて見えてくる景色って、絶対にあるはずなんですよ。そして、意外と恐れていたほど、命とられるようなダメージを受けることって、そんなに無いです。

できない理由を探すよりも、どうやったらできるかを考えましょう。ほんとにね、先延ばしにしている時間はないんですよ。終わるのはあっという間だから。