【外反母趾手術】 術式の勉強 - 2018.05.25
外反母趾の術式は、本にもよるけれど100、150、多いものでは200種類とも記されています。つまり、そんなに多くの術式があるということは、決定打がないということをなんじゃないかと思うんですよ。
日本ではデルモ法という術式が多く実施されている印象があるのだけど、そしてデルモ法が適している足の状態の患者もいるのだろうけど、私の希望としては「もし私の筋骨格上、選べるなら他の術式にしたい」でした。その理由は下記のとおり。
・骨のズレが心配←まあぜひ「外反母趾 デルモ法」で画像検索してみてください
・こんなにズレたら再骨折しやすいのでは?せめて1/3以上繋がっていないと機能的に支えきれないのでは?
・単身者で自営業者の自分は1~2か月もの安静生活は不可能。
・包帯で保護しているとはいえ、足先からワイヤー飛び出た状態で生活するのって、どうよ?
足の痛みが重症化しないうちは医療用インソールで様子見しつつ、将来の手術にむけてデルモ法以外の術式はどんなものがあるのか?受けられる病院は?などなどを調べていました。もちろん病院も数件回りましたよ。早期社会復帰と母趾強制力と術式と、多角的に天秤にかけて検討しないとね。
外反母趾治療ガイドラインは、大変ありがたいことにインターネット上で無料で公開されています。これをひととおり読むと良いと思う。
→■日本整形外科学会診療ガイドライン 外反母趾診療ガイドライン2014 改訂第2版
以下、プレスリリースより。
2016年4月13日 医療情報サービス(Minds)はこのほど、「外反母趾診療ガイドライン 2014 改訂第2版」をオンラインで無料公開した。骨幹部骨切り術の章を設けたほか、外反母趾術に合併して行う手術に関するクリニカルクエスチョン(CQ)も新設し、イラストを交えてポイントを解説している。
外反母趾は足部の代表的な疾患で、術式は150種類以上に及ぶとされる。ガイドラインは2008年に初版が発刊されたが、近年も新しい術式の開発が試みられていることなどを受けて新たに術式の項を設け、全9章のうち5章が手術に関する記載となっている。
新設された骨幹部骨切り術の章では、適用症例や手術成績などを解説。合併症の説明では、推奨グレードはC(根拠は弱い)としつつも、遠位骨切り術に比べて骨頭壊死の発症頻度が低い半面、創部痛や神経痛が比較的多いことなどを指摘している。