ロレッタブログ

自分のために決めること 習慣化すること - 2018.05.30

昨日のつづき。

Yさまと意見が一致したこと。
「やっぱり何歳になっても美しく清潔感を失わずにいるためには、凛とした正しい姿勢、美しい肌と髪が欠かせない!ハイブランドのファッションも猫背でしまりのないボディに纏うとイタイだけ」

悪い老い方の見本を何人か目の当たりにしたY様は「私はああはならない」と決意!「若くなりたいとか、20代になりたいなんて思わない。自分なりの自己ベストで、何歳になっても清潔感を保って身綺麗でいたい」と。Y様は「こうなる!」と決めたから、実践できるんですよね。「こんな風になりたいなー」とぼんやり構えていると実践が伴わぬまま月日があっというまに過ぎます。Y様の賢明さは、なりたい自分像が高すぎるハードルになる前に迅速にとりかかったところ。

高すぎるハードルになる前ってつまりどういうことかと言うと、老化が進行しきってどうにもならなくなる前に、ということなんですよ。「まだ心配いらない」「まだ若いし」「体力あるし」「まだそんなに必要じゃないから」と後回しにしやすい人生の早い段階のうちに習慣化したほうが、結局は一番楽です。自分では去年と今年はさほど変わっていないつもりでも、3年前と比べれば、確実に今年の方が老化しているものです。だから「このぐらいチョロイ」と思えるくらいチャレンジのハードルが低いうちから、エクササイズも、スキンケアも、食事も、正しい方法を日々の生活に取り入れる。それが習慣になってしまえば、自分にとってはもう当たり前の事だから、別段意識しなくてもやれちゃうわけ。

事実、Y様は数か月前に始めた新宿~中野坂上間を歩くチャレンジが、今はもう当たり前すぎて、道に飽きるぐらい(笑)日常の一部になり、さらに浜田山まで歩いているぐらいですから!ロレッタのほかのお客様たちも、エクササイズや食材の調達や、低脂肪高たんぱく高ビタミン高ミネラルの自炊方法も、特別なことじゃなくて、やる人は当たり前にやってます。しかもこうなると、次の習慣化もさほど抵抗なくとりかかれるんですよ。習慣化をやり遂げた自分という実績が既にあるから、次もできないわけがないって思えるわけ。それこそが自分に対する信頼感、つまり自信。自分を根源的に変えるチャレンジから逃げてきた人に、自信なんかつきようがないです。

生活習慣を疎かにしてきたツケは、人生の後半になればなるほどダメージがこたえます。厳しい事実だけれど、老いて老いて老いまくってから「さあいよいよやるか」と腰を上げても「目指す目標(なりたい自分像)」と「現状の自分」が乖離しすぎて、体力も集中力も根気も続かないのがオチなんです。さらに、一度とりかかったのにくじけてしまった自分への失望と屈辱感から「こんな思いをするぐらいなら、もう二度とやるもんか」と頑なになり、自暴自棄になる。そうすると、老化と言う下り坂を加速度的に転げ落ちます。もしくは、慌てて焦って急いで、身体の声を聞かぬまま無理で無茶な頑張りをしてしまい、結果的に傷める、という展開のどちらかです。

だから、5年かかって作り上げた良くない習慣は、修正するのにも5年かかる心づもりでいたほうがいい。なにもかもを一気急激に変えられるほど強靭なメンタルを備えている人は少ないです。それに急激な変化は人間にとってストレスなんです。変化に耐えられずリバウンドして元の木阿弥なんて、もっと避けたい事態のはず。

もし着実に良い方向に軌道修正をしたいなら、修正にも同じだけ年月がかかると覚悟して、可能な限り人生の早い段階でとりかかりましょう。遅くなればなるほど「もう今更何をやったって無駄だわ」と放棄しやすいから。こうなると自尊心が低いことの証明。もう誰もサポートできません。だって、自分以上に自分を大事にしてくれる人なんていないんだから。

ちなみに、「美」や「健康」のように、人間が根源的に欲することを高いレベルで保ちつづけている人を、いったんは自分も目指したのにくじけて放棄したという人が目の当たりにすると、どんな反応をすると思いますか?馬鹿にするか、ねたむか、嫉妬するんです。「いい年してなにやってんの。馬鹿じゃないの」とか言うわけです。

恐ろしいことだけれど、高齢になって人格の角がとれて丸くなるのって実は稀で、他人をねたむ人は70歳80歳になってもやっぱり変わっていません。本音ではうらやましいし、自分もそうなりたいし、そうなりたかった。かつてはチャレンジしたけれど、取りかかるのが遅かったりくじけてしまった。そういう自分の弱さや失意、愚かさを直視するのってキツいんですよ。だからその代わりに、できている人を馬鹿にして留飲を下げるんですよ。こんな風にメンタルが歪むと、当然ですが人間関係も悪くなるので心ある人は離れていきます。自分と似たようなネガティブ思考の人としか集えなくなり、妬み嫉みで話は終始するので、心身も病気になりやすいです。

恐ろしいことだけれど、こういう醜さも人間の誰もが備えている一面なのだと思います。いっそ「自分だけは例外」と思えた方が楽なのでしょうが、そうじゃなくて、もっと謙虚に自分の中にもそういう部分はあるとあらかじめ思っておいたほうがいいと思うんですよ。それが真実だから。

人生のいよいよ最終章で、こんな低い人間性をわざわざ備えるような羽目にはなりたくないですよね?だから私は、よりよくなりたいなら、出来る限り人生の早い段階でその第一歩を踏み出したほうがいいとお伝えしています。自己ベストと思える身綺麗で健やかな状態に自分を保ちつづけることは、自分の心を醜くしないためでもあるんです。これは、私がエステという仕事を通じてあらゆる年齢の女性のあらゆる面をさんざんみてきた経験から、そして「間に合わなかった人たち」も沢山見てきた経験から、断言できます。

人生は習慣で変わります。加齢は誰も避けられないけれど、正しい生活スキンケアやトレーニングで、確実に可逆できることがあります。だから、ロレッタのサイトにはこう書いてあるんですよ。これはオープン当初から全く変わっていません。

「生まれ持った身体には「変えられないところ」もありますが、「変えられるところ」も必ずあるはずです。あなたが今よりももっと良くなるために「あなたが何かしてあげられること」は、必ずあるはずです。」

Y様、ぜひこれからも二人三脚で共に頑張ってまいりましょうね!