日々の食材選びについて - 2018.06.29
近年、グラフフェッドビーフや抗生物質を投与していない肉、F1品種ではない野菜に感心を持つ方がじわじわと増えてきていますね!私は20代の頃からそういう情報収集はしてきていたので、可能な範囲でそういう食材を選ぶようにしてきています。昔よりは手に入りやすくなりましたよね~。
ただし、手間なりのお値段はするので、大地宅配でお得に購入できるポイントアップの時に買いだめしてます。
実はヴィーガンも20代のうちに数年試し済み。もともと、肉を沢山食べるのがしんどいほうなので、ほっとくと自然とそっちに流れてしまうだけなんですけどね。大豆製品やナッツで満足できるので。肉は消化に時間がかかってもたれて体力つかうし。
ヴィーガンはビタミンB12が不足するのも知っていたので、その当時にサプリもかなり詳しくなりましたー。各種アミノ酸やビタミンを個人輸入で単品で揃えて摂取するのも(アルギニンとかオルニチンとかビタミンBコンプレックスとかタイムリリース型のビタミンCとか)、亜麻仁油とかマクロビも、20年前にとーっくに実践してました。最近ようやく一般にもこういう考え方が浸透してきて、手軽に購入できる製品の種類が増えてひそかに喜んでます。(笑)当時は亜麻仁油なんて、自然食品店に生成1~2種類ぐらいしか置いてなかったですからねえ・・・。(遠い目)
「オーガニックの野菜や平飼い卵とか抗生物質不使用の肉って高そう」と思う方もいるかもしれないけど、幸い私みたいな一人暮らしだと、食材を厳選しても外食費が増えるのに比べれば大したコストにはなりません。しかもあまり肉を食べないという時点でそもそも食費が安い。卵なんて、有機や平飼いにこだわって選んでもせいぜい12個入り600円~1500円。キノコも菌床栽培が100円、原木栽培が200~300円。新豆を選んでも数百円。納豆3パックが250円。油揚げが250円とかです。
ただし、こういうところは個々人の価値観が思いっきり反映されるところなので、人によって何が正解かは異なるでしょうし、それでいいと思います。ライフスタイルや予算の感覚は違っていて当然。何か1つだけが決定的な正解ということはないと思うんですよ。
・大家族だから1品の僅かなコスト高が積もり積もれば1か月1万円超える。年間12万円のコスト増は安いとは思えない。
・抗生物質や農薬を大量に投与された食材を毎日摂取することによる健康リスクと、月数万円の食費増を天秤にかければ、むしろ健康投資としては後者のほうがよっぽど安い。
・農薬や抗生物質を気にして選ぶことで食材の幅が狭まるよりも、いつでも新鮮なものを幅広く手軽に選べる近所のスーパーを最大限に活用して、毎日いろんな献立を考えるほうが良い。
などなど。まずライフスタイルに適した継続可能な方法じゃないと続きません。食事って1日最低でも1回~3回、死ぬまでずっと続くことだから。今だけ頑張るものじゃない。
ただし実際には情報過多で溺れそうな人が多いせいか、最近は物事を二分法でしか理解できない人が増えているかなーという印象です。複雑なことが理解できない。単純な、白黒つけられる説明しか受けつけない、複眼思考ができない傾向。
こういう食の話題を例にすると、「私やらなきゃ!」と、焦ってやみくもに真似しようとする人もいるのだれど、そうじゃないんですよ。あくまでもこのブログは、私の考えと選択と実践の一例なんです。もしこれを読んだ方が、食の質に意識をむけてこなかったのであれば、立ち止まって考えるチャンスにつながるといいな、と思っています。
そのためには「まず自分がどうありたいのか」を一番大事です。もし今現在30歳なら、40歳や50歳という短期的な未来ではなくて、60歳70歳という長期的な未来においてどんな自分でいたいのか。40歳の人ならどんな70歳、80歳でいたいのか。それを自分の頭でよくよく考えて、有益と思う方策を自分の生活に実践していけばよいと思うんですよ。
じゃあ自分の柱がない人は依存心が強いので「思索してからの行動」ではなく「ただ反応しているだけ」のことが多いです。だから誰かに何か言われるたびに、オタオタと右往左往して焦ります。そうやっているうちに、いつのまにか一生が終わります。実にもったいない。
あくまでもこのブログに記していることは全部が全部みなさんにとって正解ではないだろうし、全部真似する必要もないです。そして私自身、尊敬する人達から浴びるように影響を受けてきているので、これからもどんどん変化していくのだから、これからも変わっていきます。
だから、このブログの中から「自分の得になる情報」があれば、どんどん活用してくださいね。そうしてお役に立てるのが、私の喜びですから。
そういう私が今のところは、食材選びも楽しいし、料理も好きだし、調理や作り置きにも詳しくなるし、栄養もカロリーも原材料も把握できて安心だしで、性に合って自分自身の心身にもとてもよいと感じられて、こういう食生活に至っています。