ロレッタブログ

美容整形して可愛くなったけど幸せを感じることができません。どうしたら幸せになれますか? - 2018.06.07

私も常々お客様にお伝えしていますが、美容整形しただけで幸せになるとか、人生変わるなんてことはないですよ。幸せって主観の問題だから。

整形が成功したときには「新しいチャレンジを達成したわたし!」的なモードになって一時的にドーパミンが大量分泌されるだろうけど、それでガラッと「人生もこれからバラ色!」とか、あらゆる事象がいっぺんに好転することってまあないです。
そもそもドーパミン出まくりの状態って脳にとっては異常事態。だから長くは続かないようにできています。恋愛の初期をイメージするとわかりやすいかも。あんな状態、何年も続くわけがないですよ。もし続いたら脳だけじゃなくて心臓にも悪そうだし。(笑)

そういう脳の異様な興奮状態を人工的に出すのが薬物。だから、ドーパミン過剰状態=幸せと認識していると、依存症になります。薬物依存と醜形依存も同じ。依存の対象が物か行為かというだけ。依存症=自傷だから、ドーパミンが出ていても幸せからはますます遠ざかるんですけどね。

美も幸せも所有することはできません。時は止めることはできません。どちらも全て変化することが大前提。美容整形を受けても、厳密にいえばその直後からまた顔は変化し、衰えます。だから「整形で綺麗になりさえすば今よりもっと幸せになるはず」と整形頼みでいると「せっかく綺麗になったはずなのにどうして人生うまくいかないの?」となる人もいると思う。

根源的な問題は、その人の思考の癖、つまり行動パターンであり、性格なんですよ。美醜だけでは解決しません。

私の整形の場合だと、アイラインが描きやすくなってアイメイクもより映えるようになったから、メイクするがもっと楽しくラクになりました。あと、フェイスリフトで顔下半分がスッキリしたので、タートルネックがもう一度着られるようになったかな。でも首周りを締め付けるのが好きじゃないので、結局着てないんですけど。(笑)ほかに生活で変わったことは別段ありません。普段から自分の生活の規模と今の仕事で十分な幸せを感じられているので、セロトニンがちゃんと出ているのでしょうね。運動するからさらにセロトニンが出てるし。そもそも生活が質素(←と税理士さんにしみじみ言われた)だし。

比較級の幸せって実に脆いもの。他者比較ではなく自己肯定できることこそが幸せだと思いますよ。