30~40代が「最近疲れやすくなった」のは老化が原因ではなかった - 2018.07.22
「運動しなきゃと思いながらも、なかなか腰があがらなくて」というお悩みをいただきました。そんな方にとってもお勧めの記事を見つけましたよ。ぜひご一読くださいね!
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■中野ジェームズ修一の「遠回りしない体メンテ術」
ロコモ対策はいつから? 「今すぐ」が正解な理由
今の30代、40代はますます運動不足に!「最近疲れやすくなった」のは老化が原因ではなかった!?
「最近、何となく疲れやすくなった…」。そんなふうに感じるのを、単純に「年齢のせいで体力が落ちた」と考えてはいないだろうか。体力というのは、大きく筋力と心肺持久力に分けられる。特に、体脂肪が増えているのに筋力が落ちてくると、動くのがしんどくなって、疲れを感じやすくなる。
「みなさんが“老化”だと思い込んでいるもののほとんどは、年齢による衰えではありません。日常生活の中で体を動かさなくなっていること、つまり生活活動量の減少によって運動不足に陥っていることが原因なのです」(中野さん)
「5人中4人がロコモ、もしくはその予備軍と言われても、自分は残りの1人だと思っている人も多いと思います。しかし、次の質問のうち、どれかに当てはまるということはありませんか?」(中野さん)
■ロコモのチェックリスト
1. ここ5年以上、運動らしい運動をしていない
2. 生活のなかで階段よりもエスカレーターやエレベーターを優先して使っている
3. 40歳を過ぎてから転倒して脚や手を骨折したことがある
4. 脚のむくみが気になる
5. ジーンズをはいたときに脚が細くなったと感じる
6. ほぼ毎日、車で通勤している
7. 最近、脚がつりやすくなった
8. 階段を下りるときに膝に痛みや違和感がある
「このなかのどれか1つでも該当するのであれば、下半身の筋肉群を鍛え直して改善したほうがいいでしょう」(中野さん)
さらに中野さんは、「『ロコモ予防の運動はいつから始めればいいですか』という質問を受けることがありますが、常に『今が始めるチャンスです』と答えるようにしています。30代や40代だからまだいいかと安心していると、この先、さらに生活環境が便利になって、体を動かす機会がさらに減っていくかもしれませんよ」と言う。