ロレッタブログ

ジムの契約トラブルとデート商法にご注意! - 2018.10.29

「結果が出なければ全額返金」などと謳うジムやパーソナルトレーナーが近頃は大ブームですね。案の定、トラブル事例が増加中!


●「解約できない」、「解約料が高額」など、スポーツジム等での契約トラブルにご注意!

全国の消費生活センター等に寄せられるスポーツジム等に関する相談は、年々増加傾向にあり、2017年度は3,500件を超えました。

<相談事例>
【事例1】  強引な勧誘で契約させられ、解約を申し出たが、解約はできないと拒否された
【事例2】  スポーツジムの中途解約料が、当初のスタッフの説明と異なり高額すぎる
【事例3】  高齢の母がジムで解約を申し出たが引き留められ、プロテインを定期購入させられた
【事例4】  ダイエットジムを解約したら、サービス開始前なのに全額支払えと言われた
【事例5】  やめたはずのスポーツジムの月会費が引き落とされていた
【事例6】  予約制のトレーニングジムの予約が取れず利用ができないので、契約をやめたい


今日はこのニュースについて、思いつくままに書いてみますね。なので、あんまりまとまりはないです。

うちの近所のヨガスタジオに少し前まで入会していたというお客様の退会理由は「当月に使い切れなかった回数券を翌月使うには、併設のカフェで販売している岩塩を何個も購入しなければいけない決まりだった。出張続きで数か月繰り越したら自宅に何十個も岩塩がたまってしまった。私一人では使い切れないので、重い岩塩を十何個も入れた紙袋を両手にさげて会社に運んで、社員さん達に岩塩を配る人と化したわ」とのこと。

スタジオ側としては「そういうところで細かく稼ぐのが営業努力!」という言い分になるのかもしれませんが、現代でも働き盛りの女性の人生は、家事か仕事のどちらかに絞って全力投球したとしても、どちらも半々にしたとしても、自分以外の人の都合にふりまわされることがまだまだ多いんですよ。はっきりいって激務の管理職や自営業でプライベートも家庭内も万事うまくまわすとかは、もやは無理ゲーに近い

では会社勤めではなく、夫婦でビジネスをやればましかというとそうではなく、たとえお金は儲かったとしても二人の関係性は非常に悪くなりやすいので、洗濯としてはかなりリスキーです。うまくやりぬくには相当高いハードルになりますし、正直かなり難しいですから、予めどちらかが、あるいはどちらもうまくいかなくなる覚悟で臨んだほうがよいです。

じゃあ主に家事に専念して、たまにパートで働くぐらいのほうがよいかというと、本来は自分のメンテナンスに最も時間とお金が必要になってくる50代、60代に全然自分のために使えるお金が手元から生み出せなくなるケースが多いです。さらに「献身こそが愛情の証」「自己犠牲は美徳」という妙な勘違いがまかり通る日本独特の風潮に加え、「察して波風を立てないのが妻のやさしさ」とするセルフプレッシャーも影響して、家事に介護が二重三重にふりかかっても(義両親、実両親、叔父叔母、夫、子どもetc)、夫婦や家族といった関係性の中ではどうしても「給与が安いほうが仕事を控えてそれらを担う」という流れになりやすく、自立したくてもそうしたことが起こる50代、60代にさしかかると、なかなか生活レベルを落とす怖さで躊躇してしまう。

ビジネスで矢面に立ち自分一人でそれなりの金額を稼ぐ努力をするよりも、「仕事はもう少し気楽でそこそこの金額が稼げれば良し」」「男性に頑張ってもらえばいいや、」という意識の女性がまだ少なくないのは事実ですが、若い人は共働き大前提の時代の潮流のなかではむしろ専業主婦の方がマイノリティーと化していて世間体的にも肩身は狭くなりやすく、50代、60代になってから使えるお金も時間もさらに少なくなってくる・・・となるとにっちもさっちもいかない。

なので、働けるうちは働いた方が良いだが、じゃあ夫婦でフルタイムで働いて子ども育てるとかならましかというと、地方のように親類縁者が近所に住んでいて気軽に手をかりられるぐらいのノリでないと時間の余裕なんて無いも同然。これもかなり無理ゲーに近い。

このように、さまざまな事情で人生の山あり谷ありで自分の時間が思うように作れなくなる人はいくらでもいます。ですから、うちはエステもピラティスも基本的に現金都度払い。繰り越し料金も無い明瞭会計。1か月分前払いしたがる方もいるけれど、こちらからは別段お勧めはしていません。ちゃんと通う人は通いますし。


あと、以前ブログでも述べたことだけれど、スポーツジムに限らず性を有利に事をすすめる商法って、性風俗産業以外でもとてもよくあります。ジムなら女性会員は男性インストラクターが担当、イベント販売スタッフも若い男性を配置して1本数万円の健康食品をセット販売、ローンで美顔器や健康グッズを販売する、とかは昔からよくある話。男性インストラクターが女性を「○○ちゃん」と下の名前で呼びながら、手取り足取りエクササイズを教えるという話も実際に聞いたことがあります。(笑)奥さんに先立たれた男性には奥さんと同世代の女性営業をつけて投資や保険の営業をかけるとかもよく聞きますね。40代以降の女性顧客に20~30代のイケメン営業マンを配置して契約成立を狙う商法は、投資マンション、時計、高級車、宝飾品などお値段が張るものでも結構あるようです。

こういうやり方は、一般職、事務職の方には少しイメージしづらいかもしれませんが、対人サービス業や営業経験者なら「そういうの、あるよね~(笑)」と笑ってしまうぐらい、とってもよくあるあるなセールス法なんです。


性差だけではなく「若い」というだけで仕事をもらいやすいというのもありますよね。
転職市場では特殊技能や高い成果を要求される市場や年齢でなければ、色のついていない若手ほうが有利だったりします。やっぱりいくら人手不足とはいえ、雇用する立場になって想像を巡らせてみれば、部下は年上よりも年下のほうが指示も出しやすいし、何かと業務がやりやすいんですよ、やっぱり。
そこにはそれぞれの思惑があるわけで、若さや性差におけるアドバンテージがすべて一概に×というわけでもない。

ただし女性は「お互いの社会的立場を踏まえたうえで関係性を把握する」という構築的思考が苦手な傾向がある。共感ベースで横並びの心情になりやすいから、この傾向が場合によっては、話をよく聞いてくれたというだけで「この人は私のことを理解してくれる!」「こんなに関心を持って私の話をきいてくれるんだから、もう私たちは友達よね」という関係性のとらえちがいにも繋がっているんじゃないか、と感じています。ここまでくると、共感というよりもむしろ同調ですが、同調を求めることがそもそも幼稚ですよね。大抵の場合のサービス業は「その時にその人がお金を落としてくれさえすればよい」という商売方針なので、実は友だちとか分かり合えているとかの深い関係性ではなくて、ただのその場限りのお金で買ったきのy

気のいい接客です。

私は接客業にしてはお客様に耳に痛い事実でも正直に伝えていますが(「痩身コースや化粧品では痩せません」とか「このままだと70代で要介護の身体ですよ」とか)それでも友人関係での発言に比べれば、まだ和らげているほう。そういう損得勘定や好感度抜きの率直さや辛辣さを気にいってくれているのが、2丁目の友人や植島先生たちだったりします


自己肯定感の低い人や孤独な人ほど自意識過剰になりがちなので、自ら胸襟を開くのが苦手。しかしそれは承認欲求の角度を変えた表出。だから「客」という自分の立場の優位性を保証された状態で他者と出会うほうが気が楽なのかもしれない。
だからこそ、そんな孤独で自信が無い自分の話を「聞いてくれた」というだけで、嬉しくなって相手との距離感が分からなくなってしまうのだと推測する。でもそもそも「感じの良い人」と「友人」は全く別物なんですけどね。
(ちなみにその辺を混同したままだと、自分に都合の良いときだけ「客」の立場を持ち出してくる、という無粋なヒトの典型例になります。)その相手が異性になると「もしかして私を好きなのかも?」となるのかも?こうした恋愛感情を利用して男性営業マンが、女性に高額商品を販売する手口を巷では「デート商法」と呼ぶらしいです。
タイムリーなことに、日経にコラムがあったので下記にご紹介しますね。

ロレッタのお客様は30代~60代の方が多いので、30代の方はこれからご自身がますます稼ぎ始めた時に、そしてデート商法対象年齢真っただ中のお客様は万が一でもひっかかったりしないように(ときめきの料金とはいえね・・・)、くれぐれもお気をつけくださいね。関係が「いつまでも一線を超えないまま」だとデート商法のこと多いらしいのですが、「一線を越えたのも込みで商売」というケースも実際に知人から聞いた話ではあるようなので、ホント要注意です。(だったらプライドを持ってホストになったほうが稼げるような気がしないでもないけど。ホストとかヒモでとことん成り上がるのはプライドが無いとむしろできない仕事だ。)

お客様から教えていただいたケース。「婚活パーティー参加者にも不動産業者がまぎれこんでいて、二人の将来の住まいの話だったはずなのに、相手が薦めてくるのは投資用の1DKばかりだったりするらしい」です。

●イケメン営業のすすめで物件を購入…不動産投資のわな
購入した不動産は、どうなる?

銀行のシェアハウス融資が社会問題になっていますが、不動産投資には危険な話もちらほら……? 今回は、コツコツ貯めてきた資金を元手に、不動産投資を始めた女性のお話です。堅実な女性が不動産投資に飛びついたワケとは? お金のプロ・FP高山さんのアドバイスが光ります!

大手金融機関に勤めているため、周りに投資をしている人が多かった孝子さん。そろそろ将来が不安だなと感じた矢先、女性限定の不動産投資セミナーの広告が目に留まり、軽い気持ちで参加したそうです。
セミナーの内容は一般的でしたが、その後の個別相談が孝子さんにとって大事件に。相談員として現れた男性は、ジャニーズも真っ青な超イケメンだったのです。

そのイケメンは、20代後半でとにかく親切。孝子さんの不動産投資についての悩みに答えつつ、「今どこに住んでるの?」「一人暮らしで不便なことある?」「趣味は何?」など、どんどんプライベートな質問もしてくるように。実は孝子さんは、彼氏いない歴42年。男性に対する免疫がありません。そんな彼女でしたから、「イケメンが私に興味を持ってくれている」……と思ってしまったのです。

「休みはどうしてるの」と聞かれ、表参道でカフェ巡りと答えた孝子さんに、イケメンは「じゃあ今度はお休みの日にカフェに一緒に行きますか? 不動産の話もそこのほうが話しやすいでしょ」とニッコリ。……はい、孝子さん、落ちました。

お気付きのことと思いますが、このイケメン相談員は、この不動産投資会社の営業マン。この会社はこうしたセミナーを数多く行っており、イケメンや美人を採用して営業し、親身になっているふりをして不動産を売る「デート商法」のようなやり方でビジネスをしているようでした。

土曜に表参道ヒルズでデート(注・営業です)の約束をしてLINEの連絡先をその場で交換。デートまでの間もマメにLINEが来ます。その内容は投資の話だけでなく雑談混じりで親近感もどんどん湧いてきます。「誠実な人だなあ」と好感度はMAXに! デート当日は、「孝子さんってかわいいですね」という殺し文句(?)まで飛び出しました。そのまま不動産投資の事務所に出向いた孝子さんは、あっさり契約書にサインをしてしまったそう。