ロレッタブログ

自称「年齢より若く見えるんです」に要注意!!<続き> - 2018.11.19

昨日の続き。

●3.中身は小中学生!? 時が止まって成長しない「幼い中年」

ブログ→●痩身コースはありません<続き1>に記した内容と似ていますね。やっぱりたくさんの女性を見ていると、同じ結論に達するのかもしれません。

「変わりたい」「変わらなきゃ」「今度こそ」と口では言いながらも、それなりの水準で生活できていると、逼迫感というものは本当に作用しづらいんです。何の不自由も不足もないそこそこの幸福な人生を送れていればいるほど、少しだけ味気ない程度のことでは人はなかなか変わらない。人間は、100人に1人のよほどの清廉さを備えている人格か、使命感や目的意識を強く持っていないと、怠惰に流されてしまうんですね。

子供を産んだり、経済的に自立してさえいれば一人前ということは決して無くて、どの道を歩んでも、すぐに「できません」「無理です」「お願いします」と自力で踏みとどまれずにすぐに他力にすがったり、自分に都合が悪くなったらとりあえず笑ってごまかしたりやりすごしたりというような、その場しのぎの愛想の良さと依存でどうにかなってきてしまった人は、40歳以降は確実に幼いおばさん化します。しかもそれは、誰も問題点を指摘してくれなくなるという恐ろしい事態に陥っていく。

専業主婦だと成長がないかというと、全くそうではないと思うんですよ。家庭内の経理、人事、総務、運転手、保健室、栄養士、シェフ、保育士、介護士、教師、カウンセラーなど八面六臂の大活躍を求められる立場で「家族全員を案じて、先を読み、迅速に決断し、行動に移す」という毎日を数十年間続けて生活の職人になり、ひいては家事の外注サービスなどでひっきりなしにお声がかかるという方だっていますよね。ボランティアで素晴らしい活動をされているお客さまもいらっしゃいます。

むしろ、働いていても日々の仕事はルーティンでこなせるようになってしまい、本質的なスキルの向上は30代以降は頭打ちという人もいるかもしれません。入社したばかりの20代新人が何を尋ねても「わかりません」「知りません」「教えてください」「やったことがありません」というのならともかく、10年20年30年経ってもこれでは「成長が無さすぎる」と判断されるのは無理もない。

40歳を過ぎるとわからないことでもわかったふりをしがちなのでそれはそれで問題ではありますが、どんな仕事でも年齢に見合ったスキル、経験知、成熟度がみえない人は信頼も得られません。 職業人として望まれるスキルに対して報酬をもらう形の労働ではなく、時間を切り売りすることでしか報酬を得られなくなってしまうでしょう。

だから、右手に使命感、左手に向上心を備えてその道を切り開いて進んでいけば、どんな立ち位置を選ぼうとスキルが上がらないはずがないと思うのです。
でもこういうことも、他人は指摘してくれなくなるんですよね。言ってくれるのは人生経験の浅い若いうちだけ・・・。
人から言ってもらえるうちが花。言われなくなったら見限られたということ。

●4.どこから来る自信!? とにかくズーズーしい「自分勝手人間」

いい歳した大人がそんな風では、誰も接したくありません。もしこういう方と遭遇したら、もう相手にしなくていいですよ。心なんて開かなくていいです。無感情、無関心に接するのが一番。とにかく、高圧的な人は相手にしないことですね。

仕事では文字通りビジネスライクでやりすごして、プライベートでは距離をおきましょう。こういう相手は他人との距離感がつかめない人が多いので、プライベートでも何かとお誘いを受けることもあるでしょうが、当たり障りなく断りましょう。私の経験上ですが、3回続けて断って代替案も出さなければ、大抵はさすがに誘ってこなくなります。

脳科学的には、40代50代にもなって性格の歪みに拍車がかかっていく人は、もう変わらないと思っておいた方がいいらしいです。その理由は人間は56歳で脳が完成期を迎える といわれているから。その完成期にあと数年という段階にもかかわらず自分勝手な人は、老いてもそんな調子です。 だから、もし56歳以上でそういう方がいたら「困っている人の手助け」ぐらいに割りきったほうがベター。

アドラーによると「人は亡くなる2~3日前までは変わることができる」そうですが、変わるまで相手にしていてしんどいのはこちら側です。脳が完成してしまった人と衝突しても、今更どうなるわけでもない。無理したり自己犠牲で相手に合わせると、ますますしんどくなって、最終的には相手のことをものすごく嫌いになってしまいます。

だから血縁の有無に関わらず、誰もが他人と心得て、こういう人の相手はとにかく無理をしないことです。本当に変な人って、自分がおかしいこと自覚していないので、本人が自ら精神科を受診するようなことはまず無いと思っておいた方がよい。いつまでもこらえてつきあっている周囲の人間が、心身をやられて病んでいくことのほうが多いです。

私は大学生の頃から大手エステでバイトをしはじめて、今年でエステティシャン歴21年。
ありとあらゆるジャンルの女性を、何年にもわたって定点観測してきまた、そんな私が思うこと。

人生のできるだけ早い段階で沢山の経験と失敗を積んで、自分の失敗に心を痛めて学習してください。そして、対極の女性を手本にしましょう。

「こうなったら人としていよいよ終わり」という女性
「こんな風になりたい!」と憧れ尊びたくなる女性

この両方を目の当たりにするといい。そしてその在り方を隅から隅まで目に焼きつけるようにじっくりと観察してください。
どちらの存在も強烈であればあるほど、学びになります。
前者にゾッとしたら、ご自身は決してそうはならないように決意しましょう。
そして後者をみちゆきを照らす灯火にして、あなただけの人生を悠々と歩んでいってくださいね。