ロレッタブログ

迷うときこそ頼ってください<続き1> - 2018.11.06

昨日の続き。

さて、話戻って。
そのお客様が購入した製品は、カウンセリングやアドバイスなしで販売するような代物ではありません!
使用にあたって、そのお客様には使用、併用を避けるべき製品を沢山お持ちでした。
私が販売した製品ではないので私に説明義務はないのですが、職業的良心からお客様のお肌のことを思うと心配です。元々肌が弱い方はリアクションが一般の方のよりも期間も長く、強く出まることがありますから。

私の仕事は、お客様に施術や化粧品だけを提供するのではなく、ご自身では決して得ることができない知識をふんだんに提供することです。

お客様から思い切って、購入当日の夜に私にご相談いただけてよかった。「勝手に買っちゃった。でもこれ一体どうやってつかえばいいんだろう。でもかんばらさんには言えない・・・」なんて、一人で悩むのは不毛すぎる。そういう時こそ頼ってください。私は皆さまお役に立つためにいるのです。事前に相談いただけるともっとよかったのですが、いずれにせよ最終的にご相談いただけて、本当によかったです!

サービス業の基本中の基本は、お客様を不安にさせないことです。私はうちのお客様が適当な扱いをうけたことが、最も腹立たしいですね。

もし皆様のお手元に、使いこなせず困っている製品、使途不明な製品があれば、それが他社のものであってもロレッタに持参して、ぜひお気軽にご相談ください。しかも私はそれが難しい課題であればあるほど、やる気が出て面白くなる課題解決型思考ですから。遠慮せずにどんどんご持参くださいね。

ちなみにエステティシャン22年もやっていれば、こういうことも想定内。
女性の購買行動は、自己判断型か回遊型で、プロから見るとプラスの結果になるケースのほうがむしろ少ない。ちょっと厳しい表現になりますが、やっぱり惜しいことに「素人の浅知恵レベル」に留まっていることが多いんです。こういうことは、ご自身が専門職で研鑽を積んできた人であればあるほど、深くご理解いただける「あるある」だと思います。
しかし残念ながら、言うとおりにできる人や逐一相談できる人のほうがむしろ稀で、最初のうちは言うとおりにしてくれていても、次第に思いつきやそのときの気持ちで、再び元の木阿弥のズレた方向に流されていってしまう人のほうが多いかな。

過剰に他者評価を気にする人だと「こんなこと聞いたら悪いかも」などの無用な心配をしてしまい、自ら袋小路に迷い込んでしまうことも。こちらは役に立ちたくてやってる仕事なのだから、これはとっても的外れな思い込み。
相談するのとしないのと、どちらが果たして自分の得になるのか損になるのかというと、自分専属のコンサルタントに困った時に相談しないのとおんなじです。活用しないほうが余程もったいないし、どう考えても損でしょう?

対照的に、男性は言われたことを言われたとおりに真面目にコツコツ継続するし、自分より知識も経験も上と認めたら、年齢の上下に関わらず(たとえその相手がずっと年下でも)アドバイスを乞えうことができる社会性が備わっている。そのコツコツさが、ご自身の体調や老化度合いを考慮せずに激しい運動や長時間のウォーキングなどをやすりすぎて、結果的に怪我をした、とかになりやすいのですが。(笑)これも「あるある」ですよね。(笑)

人は懲りて学習したら、二度と同じ失敗はしないもの。
脳の構造は他人のせいにせず、不毛な経験を「己の失敗」としてとことん心を痛めたら、その分だけ人は賢くなるのだそうです。そうやって学んだ人は、仕掛ける側の裏を読み、踊らされない賢さ、冷静な判断をすみやかに下せる経験知を得るのでしょうね。
そしてそれはできるだけ人生の早い段階、若いうちに済ませたほうがいい。
年を重ねれば重ねるほど、ぞんざいに扱われたダメージは深い傷を残すから。

続きは明日。