ロレッタブログ

どうしてこんなに女/男が嫌いなのか? - 2018.12.14

先日はママとうさぎさんの対談@立教大学に行ってきました。
立教大学には、たしか10年以上前(なつかしい)に細野晴臣さんのお話を聞きに行ったことがありました。ロレッタの名付け親が細野さんととても縁のあるかただったので。

同日の明治大学では『ジェンダー・トラブル』の著者であり哲学者ジュディス・バトラーの講演会もあったんだとか!ハシゴしてたら私の頭は熱を出していたことでしょう。(笑)東京大学での8日に行われた講演「Bodies That Still Matter(それでも重要な諸身体)」 は仕事で行けなかったのですが、数日で予約満員になったよう。


●社会学部創立60周年記念企画・対談 「伏見憲明×中村うさぎ:セクシュアル・アイデンティティをめぐって——どうしてこんなに女/男が嫌いなのか?」

現代日本社会では、たとえばドラマやサブカルチャーの領域で近代社会の画一的な家族観や恋愛観を脱するような新しい表現が模索され、ミソジニーやミサンドリーの構造にも明らかな変化が見られる一方で、「LGBTは生産性がない」といった偏狭で抑圧的なバックラッシュ的動きも目立っている。
ここにはジェンダーやセクシュアル・アイデンティティをめぐる問いが、男性/女性あるいはセクシュアル・マジョリティ/セクシュアル・マイノリティといった単純な二項対立図式ではもはや読み解くことができず、個人間(男性間/女性間)の微妙な差異や対立が前景化しているという現代社会の複雑な様相が反映している。
こうした状況について、本講演会では、91年の『プライベート・ゲイ・ライフ』の発表以来、セクシュアリティと現代社会をめぐる問題について繊細な議論を展開してきた伏見憲明氏、「女であること」の「快感と不快感の根っこ」に何があるかという現代的なフェミニズムの問題に向き合って文筆活動を行なってきた中村うさぎ氏に存分に語り合ってもらう。

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しかし立教大学広い!!駅から大学までの道のりよりも、大学の中に入ってからの道のほうがずっと長くてひたすら歩きました。(笑)キャンパス内の散りつつある紅葉がとてもきれいでした。

客席には松浦大悟さんや二村ヒトシ監督など、客席だけでも相当濃いトークができるんじゃないか的な面々が・・・。(笑)質疑応答はお二人も入り混じっての、あっという間の3時間。帰りの電車は二村監督とご一緒できたので、今日のトークについてお話できてすっかりうれしくなっちゃいました。また今月中に監督からお話が聞けるのが、今からとてもとても楽しみです。

吉澤教授とママとうさぎさんは以前から交流がある模様。下記のリストにもお二人の著作が。
●ジェンダーを知る10冊  吉澤夏子

ママの本(クイアジャパンvol3。表紙は当時まだ無名だったマツコ)に吉澤教授のインタビューを発見!

さっそく読み直しました。