ロレッタブログ

加齢とともに一番早く衰えるのはどの筋肉? - 2019.03.26

加齢とともに体の筋肉は衰えていきますが、20歳を過ぎてから筋肉量が一番早く減っていくのはどこの筋肉でしょう?
(1)上肢の筋肉
(2)体幹の筋肉
(3)下肢の筋肉

→●加齢とともに一番早く衰えるのはどの筋肉?記事には

記事には「大腿四頭筋の筋量や筋力は、外見よりもよっぽど若さのバロメーターといえます」とあります。

人体は上肢よりも下肢が長い構造をしています。これは長距離移動に適した構造であることを意味します。つまり水を汲みに小川に行き、狩猟で獲物が逃げ疲れるまで追い駆け、採集で山にキノコや山菜や果実を摘みにいくのに適した構造なのです。食べるため、つまり生きるために必要な長距離移動用にその構造と機能は作られています。

動物の身体は、食べるため=生きるために動くように作られています。

実に機能的なデザインなのがよくわかります。

デスクワークが中心になった現代でも、寝たきりや車椅子生活でもない限り、全く使わない日はないはずなのが大腿四頭筋。にもかかわらず、そこが真っ先に衰えていくようにできているということは、自分で食料調達ができない身体になっていっているということ。厳しい自然界では、そのような身体の持ち主は生き残っていけません。

つまり、人間にとって大腿四頭筋の衰えは、間違いなく生命力低下の証。

「座りっぱなしでもまだまだ平気」「いざとなればネットや宅配もあるし」と高をくくってのらくらしていると、あっというまに寝たきりの植物人間状態にまっしぐら、ということですね。大げさと思うかもしれないけれど、 植物は自分が動かなくても生きられるから植物(植わる物)と呼ぶのです。つまり、現代の目と指先しかつかわないデスクワーク中心の生活は、ほぼ植物状態のライフスタイルなのです。

人は加齢とともに変化に順応するのが難しくなりますし、運動を特別なものと考えていればいるほど頑なに拒みがちです。しかし、今はそれなりに生活が送れていても、そのクオリティは近い将来急な坂道を転がり落ちるように低下していくということを、ぜひそうなる前に知っておきましょう。

→●若さの目安はシミ・シワよりも大腿四頭筋


「若さというと、肌のシミや小じわなどの外見を気にしがちですが、一番大事なのは“動ける体”であることです。動かないと、加齢と共に筋肉はどんどん衰えます。特に、大腿四頭筋の筋量や筋力は、外見よりもよっぽど若さのバロメーターといえます」