ロレッタブログ

車を所有しない理由 - 2019.08.20

ブログを読んだお客様から「好きな車ぐらい買えるでしょ?」と聞かれました。買えるけど、所有に魅力を感じないんです。

田舎なら車の無い生活は不便すぎるので一家に一台は必須ですが、今の生活ではいくら好きな車があっても、所有の必要性がなさすぎる。以下、その理由。

  • 電車と徒歩で用事が済む。
  • 都内在住で車を所有する方々に尋ねたところ、年間コストは最低約60万は必要らしい。税金、車検、各種保険、ガソリン代諸々・・・。
  • 私の場合は車の維持費に60万費やすよりも、新しいスキル獲得やブラッシュアップ、仕入れに使うほうがよほど自分とお客様の利益になる。
  • タクシーなら事故を起こしても自分の責任にならない。
  • つまり年間60万円分を所有に使うなら、60万円分タクシーに乗ったほうがまだまし。
  • しかしタクシーにもそもそも乗らない。(笑)年間乗車回数は10回以下。しかも1回2,000円程度。しかもタクシーが捕まらなければ歩いて帰っている(笑)。
  • 車移動で運動不足になると健康リスクが高まる。脳の血流も悪くなるので、仕事のパフォーマンスも落ちる。

こうしてメリットとデメリットを天秤にかけると、現時点の私のライフスタイルにおいて車の所有は優先順位が限りなく低いんです。とはいえ、何の所有にメリットや喜びを感じるかは人の価値観とケースバイケース。たとえばこんな理由で車を持ちたい人もいると思います。

  • 会社に十分な利益が出ているので車代を経費計上したい(←全額は計上できないように思いますが、その辺はどうなんでしょうね?職種にもよるのかな??)
  • ずっと欲しかった車に乗ることが仕事を頑張る励みになる
  • 独りになれる場所が唯一車だけ
  • 運転が無心になれ瞑想がわり
  • ペットとの愛車で遠出が楽しみ

本人が本当にやりたいことなら、やりたいようにやればいいわけで、こんなになんでもありの時代が到来したのに、やりたくもないことを見栄や世間様のためにやるのはナンセンスでしょう。 ふた昔前の昭和的価値観にありがちな「高級車に乗って私が稼いでることを証明したい!」とか「数年ごとに買い替えないと格好がつかない」という在りかたが幅を利かせる時代ではないです。

都内在住のロレッタのお客様のなかには、最初からレンタカー派も多いですし、2年くらい前から自家用車を手放して「カーシェアで十分」というかたも出てきました。車にかけていた予算をトレーニングやエステなどの美容健康予算に回していますね。賢明!

このように、生活習慣をライフステージに応じて柔軟に進化させることのできるかたは、40代後半の方に特に多いです。いよいよ「もう若くはない」と実感を伴う年代ですから。

閉経後は、肌もフェイスラインもボディラインも髪も、ありとあらゆる外見の全てが雪崩のように崩れ、しぼんでいきます。この年代では老化がそれまでには無いほどのハイペースで進行することについては、私もブログやサロンでよくお伝えしていますよね。

誰もに平等に訪れるのが加齢です。来るべき時に備えて老化によるダメージを最小限にするには、準備と心構えが大事。 むしろここで30代と同じような自意識(セルフイメージ)でいるなら、そのほうがよっぽど心配です・・・40代と30代は全然違うし、50代と30代ははるかにもっと違うから!絶対に時間が巻き戻ることはないです!!!

したがって40代後半からは月1エステを3週ごとにペースアップしたり、スキンケアをステップアップするかたがとても多いです。定期的にお通いのかたは直接お肌やお身体をみることができるので私からもこまめに色々ご提案していますが、「私も何かもっとやっておいたほうがいいかしら?」と気になる方は直接ご相談くださいね。

車を処分して、ピラティスの頻度を3倍増したお客様も現れました。たしかに、年間60万円の車の維持費は、ロレッタのピラティス(2019年6月時点で1回あたり6,000円)100回分に相当します。既にピラティスを週1回ペースでご利用のかたなら、車を処分すれば週4回通えるようになりますよね・・・!こうなると当然ですが身体の変化も早いです。日常生活でも歩行を増やしたり、エスカレーターではなく階段を上り下りしたり、意欲の向上と全般的な変化が非常にすみやかです。そしてメンタルも実にすがすがしい!

車に乗って筋力低下と運動不足に拍車をかけるか、処分して自分の心身の健康の向上にダイレクトに繋がるエクササイズに投資するか。消費と投資の違いとしてはこんなにわかりやすい事例は無いかもしれません。

判断や選択の基準が「みっともなくないように」「落ちぶれたと思われないように」という世間様基準の人ほど 消費と投資の区別がつきづらいかもしれない。自分軸の主体的な選択ができる今みたいな時代は、逆に生きづらいかもしれませんね。