ロレッタブログ

桃尻が加齢でピーマン尻に - 2019.10.05

「正しいフォームのつもりが、全然できていないことが分かりました」

「ちゃんとやるとキツい!」

ピラティスでもパワープレートでも、皆さんからよく聞かれる声です。パーソナルパワープレート購入後のお客様でも、この差に気づいた人ほど、定期的なフォームチェックを希望されることが多いです。間違ったフォームで回数をこなしてしまうのは、時間的にも体力的にもとてももったいないですものね。

 

→●桃尻が加齢で「ピーマン尻」に 筋肉体操・指導者に聞く逆転の筋トレ

やってるつもりでも「できていない」

――でも、筋トレをするなら重いバーベルを使ったり、回数をたくさんしたりした方が効果が高そうですが……。

バーベルを使う方法は確かに優れています。重りを使って強い負荷をかけられますし、細かい負荷の調整も可能です。でも、自重でもやり方次第で、十分に強い刺激を加えられますよ。負荷の調整もできます。
 
腕立て伏せなら、狭めの手幅で体を真っ直ぐにして胸が床につくまで下ろす。これを反動を使わずに丁寧におこなえば、10〜20回でも相当にきついです。「お前、腕立て30回できねえのかよ」と友だちに言っていた学生に、きっちりこの方法でやってもらったら、5回が精一杯でした(笑)。
 
みんな回数を多くしたくて、ごまかしたラクなやり方をしちゃうんです。やっているつもりで全然できていない。胸がつかない腕立て伏せは「腕立て伏せかけ」。質の低い100回よりも質の高い10回の方がずっと効率よく筋肉をつけられます
 
腕立て伏せは、深く下ろしたときほど筋肉にかかる力が強くなります。また、深く下ろして筋肉が伸ばされるほど筋損傷が強く起こります。上下動が大きく力学的仕事量も増えます。刺激が強くなれば、筋肉がより強く大きくなる。腕立て伏せと腕立て伏せかけでは全然違うんです。スクワットも同じ。浅いスクワットは「浅はかなスクワット」です。