ロレッタブログ

体内で何が起こるのかがよくわかる動画 - 2020.03.27

体内で何が起こるのかがよくわかる動画をみつけました。私はこの動画のお陰で、Nuetrophils(好中球)という英単語を新しく憶えることができました。有益!

コロナに感染すると、免疫系が暴走して、好中球やキラーT細胞が正常な細胞も攻撃してしまい、肺胞が損傷する。しかし、これらの免疫系は次第に正常化するので治癒する。これが軽症者。

しかし、肺胞が損傷して、さらに免疫系も正常化しなかった場合は、肺胞でバクテリアが増殖します。このバクテリアが血流で全身に広がる。これが60歳以上の高齢者や、慢性疾患者には致命的なダメージになる、ということらしいです。なるほど。

手洗いや換気などの感染対策に気をつけながらも、高齢者との接触は別として、親しい健康な子供や家族での会話までは、過剰に怯えなくても良いと思います。家族中がよそよそしくなってもねえ・・・。神経質な方や、鬱、不安症、心配しやすく気に病みがちなど、普段から精神不安定で神経症的なかたほど、こういうときに一気にノイローゼに陥りやすいですから。

心理学に詳しいお客様曰く「こういう時はその人に内在している心の問題が、増幅して現れるだけで、コロナがきっかけでそうなったわけではない」なのだそうです。これは一体どういうことかを教えていただいたので、シェアしますね。

たとえば、「自分が病気になったら他人にうつしてしまうかもしれない」と怯えて萎縮するタイプは、もともと自己効力感が低いのだそう。つまりセルフイメージが「他人に迷惑をかけてしまう自分」「ひどいことをする自分」みたいなマイナスに偏っているから、こういう時に真っ先に頭に浮かぶセルフイメージも「他人に感染させてしまう存在=私」になるのだそうです。

いっぽう、なんでもかんでもとにかく自粛を要求する「けしからん系」の人は、「いつも自分ばかりが頑張っていて割に合わない」「もっと自分のことを認めてほしい」という承認不足によるストレスを普段から結構強くためこんでいる人が多いのだそうです。「自分はこんなに何もかもちゃんとやっているのに、不真面目な奴らばっかりだ!どいつもこいつもけしからん!ケッ!!」みたいな感じになる。

その他には、毎日が退屈で仕方がない人は、自粛ムードでさらに退屈になるため、ウツっぽくなるか、退屈の反動で過剰な刺激を求めるかのどちらかに偏りやすいそうです。脳で長期間欠乏気味のドーパミンを、ドバーっと出したくなるんでしょうね(笑)。こういう人は、油っぽい食べ物、お酒、甘い物に逃避しそうな気がします。退屈で憂鬱な気分から逃避するためのドーパミンと酩酊のために。

そして、会社で大した実績を残せていなかったり、本当はさほどスキルが無いのにも関わらずおこぼれ的に役職をつけてもらっているような人、最近何かミスをやらかしてしまったような人は、実力でその立場を築いていないので常日頃から「このポジションに自分は本当はふさわしくない」というような心もとなさや不安感を抱えていたり「次になにかやらかしたら、このポジションを失うかもしれない」と戦々恐々としているので、今みたいな時は現状の立場を死守すべく、より一層立場主義的に振る舞うのだそうです。

どれもなんとなくわかるような気がしますよね。

人間らしい日常生活を守るためにも、頭をクールダウンさせて、工夫しながら日常生活の維持と心の健康を守っていきたいですね。

→●BBC NEWS【解説】 新型コロナウイルス、心の健康はどう守る?