ロレッタブログ

定期的に風に吹かれてください - 2020.04.11

丸福珈琲店でチョコとデコポンのケーキを注文する名越先生(笑)。丸福なつかしい!ほんっっとうにものすごく濃いコーヒーなんですよ!

「部屋にいるよりも、三密を避けろ。」「密集しているところは避けて、定期的に風に吹かれてください。」

私もそう思います。そして悩み事は、シラフで天気の良い日の昼間に、空の下で考えるようにしてください。

同じことを考えるのも、時間帯や天気やシラフか否かで、心から湧きあがってくるものは全く違います。お客様とやりとりしていると、そのあたりがとても無防備で、いきあたりばったりで考えてどん詰まり、みたいになっている方が散見されます。だいたい夜にお酒を飲んでいて、自分に対して常日頃から批判的だったり支配的な人達との会話で決めている(笑)。そんなのロクな答えがでてくるはずがないですよね(笑)。まあそもそもそういう人達とはとっとと離れないといけないのですけど、それを先延ばしにしてきたツケだと自覚する時が到来したということなのでしょうね。

ひとたび冷静に考えれば、夜や暗くて狭い場所で、もしくはお酒を飲みながら考えても、明るく晴れやかでポジティブな方向に導く発想は湧いてきそうにないというのは、どなたもなんとなく実感を伴ってお分かりいただけると思います。そしてあえてここで言うまでもないぐらい当たり前のことですが、人選も考えたほうがいいです。自分のメンタルを健やかに保つために、こういうときこそもっと「考え事」のタイミングと人選には戦略的になりましょうね。

結局、もともとギスギスしていた人間関係のバランスの悪さが、こういうときに露呈しているだけなんです。外出自粛要請や在宅ワークへの移行が言われ始めたときに、私は即予想したのは、DVと虐待と依存症と自殺と離婚の増加です。あとは変質者とストリーキングとか。暗い話だから、ブログには書かなかったのですが、サロンではお客様とそういう話をしていて、今まさにその通りのことが起こってきていますよね。仕事に行くとか、習い事があるとか、旅行に行くとかで、一緒にいなくても済む言い訳をその都度利用して、なんとなーく目をそらしてやり過ごしていたことから、もう逃げられなくなるんです。しかも終わりが見えないので、心理的には「ほぼ無期限でこれが続くのか」となるでしょう。

「外に出るな」というのは、家が安全基地ではない人にしてみればこんなに苦しい通達はないわけで、未成年者をふくめた家族間のDVや虐待は増えるし、人に頼れずまじめで内向的な人は自責の念から逃避したくて酩酊目的の大量&頻回飲酒が増えるので、アルコール依存症がさらに増えます。もっと生真面目な人は、「自分が死ねば生命保険金が下りるからお金が作れるんじゃないか」とかを思いはじめる。

日本では「人に道を尋ねる」ということすら嫌がる、人に頼ることを恥とする男性が本当に多くて(はっきりいいますが、自分が恥ずかしい存在だと思いこませる教育は最大の虐待です)、そして「やってられない」気分から逃避するために手っ取り早い酩酊手段としては覚せい剤などは高いので、安くてアルコール濃度の高いお酒を飲む。実際に先にロックダウンした国でDV増加による相談窓口がフル稼働しているらしいですよね。

もっとザラにある例だと,

今現在、夫から「お前が感染すると俺が困るから、お前はもう外出するな」と命令されて、自分の意志では一切どこにも行けない奥さんとかは、もう山ほどいるでしょう。結婚しているというだけで、心のどこかで夫に自分を幸せにしてほしいと絶えず思っている女性が大半で(私の印象だと99.9%ぐらいだろうか)、そして自分は無力な存在だと思い込んでいるから、何も言えないし従うしかないという観念通りに生きている。

自分の幸せは自分で作るもので、自分が人生で関わる人は自分で選ぶものです。「これしかない」ではなく、「あれもありだし、これもあり、あっちもありだし、それもいいよね」ぐらいに、選択肢は多い方がいい。生き方ならもっとなおさらです。

だからこそ、いろいろ考えるなら、しらふで天気の良い日の昼間です。そして相談相手には、修羅場の場数を踏んでいて、かつ心が晴れやかな人を選びましょう。そういう人はあなたと見えている景色が全く違うから。これは意識的に、いつも心にとめておいてください。