ロレッタブログ

子宮は人間の臓器のひとつです - 2020.05.09

先日のブログの反響を沢山いただきました。子宮崇拝系スピリチュアルに違和感を抱いているお客様が、それだけ多かったということなのでしょうね。

家族を守るためです。私はカルトじゃありません!

 

日本の生理用品や衛生用品のレベルは、世界の中でも特筆すべき品質らしいので、せっかく衛生的で便利に進化したものをあえて前時代に戻さなくてもよいような気がします。

そして、さらに最近気になったのが「20代の57.1%が尿モレ経験があり」という事実!二年ぐらい前のブログに、「最近は30代で尿漏れありの人が多くて心配です」的なことを書いたのですが、20代に早まっている・・・この年代でここまでの機能低下は、本当にシャレになりません。尿漏れしがちだと運動にも「漏れてしまったらどうしよう」と抵抗感があるかもしれません。経血量が多めで鉄欠乏性貧血を起こしていれば、免疫低下、うつ、体温調整異常、疲労感、さらに認知機能の低下も起こしかねません。身体能力もQOLもダダさがりです。

非鉄欠乏性貧血の場合は、タンパク質不足で赤血球の生成が制限され、鉄が激減します。

そういえば、先日コロナにかかったという女性のインタビューで、「貧血で体調不良になることがたびたびあった」「基本的にすごく健康」「入院の経験なし」というようなことが語られていて「いやソレ全然健康じゃないよ」と突っ込んでしまいました。

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そして、もう1つ心配なのは、かかりつけの婦人科を持たない女性が、まだまだ多いこと。コロナで慌てるよりも、まず普段の自分の足元をしっかり固めるほうが大事です。生きていれば老化も閉経も更年期も、いずれ通るステップなのだから、知識と事前準備をしておいたほうが、ご自分の気持ちが楽になると思います。備えあれば憂いなしのとおり。ノーガードで突然現れた高い壁にぶちあたって、超痛い!みたいな感じよりも、学習しておいたほうが、いざその時を迎えたときの乗り切り方や過ごし方が、随分と違うと思います

ちなみに日本は 45歳~49歳 の「うっかり妊娠」がとても多い国です。実はその年代の中絶率は10代~20代となんと同等。「いままでできなかったから、大丈夫」とか「たぶん閉経したと思う」みたいなぼんやりとした感じでこんな風になりがちなんです。妊娠を望まないのであれば、完全に閉経が確認されるまでは避妊が必要です!・・・って、40代にいまさら説明するような知識でもないですが、そのぐらい皆さんけっこう無防備です。ちなみに、避妊に無防備ということは、HIVにも梅毒など性感染症にも肝炎にも無防備ということを意味しますから、薬や治療法のあるなしにかからわず、本当にコロナどころじゃないと思います。自分の身は自分で大事にしましょう。

女は子宮で物を考える、なんて言われがちだけど、子宮があろうがなかろうが考えている人は考えているし、考えていない人は考えていないし、長く生きたからって考えている人が増えるわけじゃないし、若いからって何も考えていないわけじゃない。

そして、花房観音さんのエッセイはやっぱり好きです。

→● ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン 女性は子宮でものを考える、んなあほな 花房観音