ロレッタブログ

デスクワークの理想的な姿勢とは - 2020.05.21

在宅ワークをローテーブルや子供のお古の片付けていない学習机で代用して、体がおかしくなっているお客様がとても多いです。

まず時間をかけるべくは、デスクまわりの環境整備です。デスクと椅子の高さ、手元や足元の十分な作業スペースの確保、ディスプレイの高さ、マウスやキーボードの配置、ごみ箱の位置、よく使う資料の置き場所など、全ての機能と効率を見直しましょう。椅子の高さとデスクの高さをご自分の身長に合わせることは、体のためにとても大切です。

そして椅子とデスクの距離も大切です。この図のように肘と膝の角度にも気を付けてください。角度により、その中を走る神経が折れ曲がりすぎていたり、伸びすぎてしまいますから、作業時間が長時間や頻回に及べば及ぶほど、故障に繋がります。金属だって同じ部分を曲げていれば金属疲労を起こして折れてしまうのですから、人の身体も同様です。

  1. 身体と大腿の角度は90~120度。実際には「90度はきつい」という人が多いですから、100度ぐらいからと考えてOK。椅子の背もたれが後方に傾斜しているのは、実はこの股関節の角度を保持するためで、それにより腰椎の椎間板への過度の圧力を軽減しています。
  2. 大腿は床と並行、もしくは並行よりやや低め。
  3. 肘は肩の真下に位置し、90~120度に曲げる。
  4. キーボードとマウスは指先の真下、肘よりもやや低めにする。
  5. 目線は画面の一番上に揃えることで、頸椎の過度の屈曲や伸展を防ぐ。

体は部品のように取り換えできません。あちこち痛いいたいと言いながら生きるのは、メンタルも落ち込みます。

体を適切に扱い、メンテナンスすることが、体だけではなく心の健康のためにも大切なのは、ご理解いただけるのではないかと思います。

私は座りっぱなしのほうが疲れるので、リビングルームにピラティスマシンを置くために狙っていたスタンディングデスクを購入したのは大正解でした!なので、この動画も立って見ています。