ロレッタブログ

ストレスによる敏感肌やマスクによる肌トラブル急増 - 2020.06.12

第一三共ヘルスケアが本年4月に行った調査によると、今春は例年よりも約3割の人が「肌トラブルが増えた」と感じており、特に20代では6割近く(57.5%)に達し、若い世代を中心に増えていることがわかったそうです。

この世代はまだ皮脂分泌も活発で、汗もかきやすく、かつ経験値も少なさから様々なストレスもためやすい傾向があります。また、食や睡眠などの規則正しい生活習慣も個人差が激しく、かつメイクにも関心が高い世代でありながらポイントメイク落としを使用していなかったりなど、洗浄への意識は低い世代でもあります。こうしたスキンケアを含むライフスタイル全般の影響が、この時期の皮膚のコンディションを大きく左右しているのではないかと思います。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マスクの長時間着用を余儀なくされている中、マスク内の肌が敏感になったように感じる人は、4割以上存在し、特に20代では7割近く(67.7%)にのぼるそうです。

これもマスクでムレる部位がもともと皮脂分泌も活発で、汗もかきやすく、かつ老化角質(垢)も貯まりやすい部位でありながら、本来使い捨てのマスクを使いまわしたり、毎日洗浄していない布マスクを連用することで、酸化した皮脂や汗と雑菌が繁殖したマスクが皮膚をさらに汚染しているのではないかと考えます。リップクリームやスキンケア製品もマスクの内側に付着するので、1日中同じマスクをつけるのではなく、2~3回は取り替える、着用したマスクは洗うか捨てる、が衛生的です。

 

特に女性にニキビや吹き出物が急増、とありますが、これは当然の減少です。

女性は男性よりも毛穴の開口部の直径が小さいのです。男性と女性とでは、髪の毛や産毛の太さが異なることからも、それが生えている毛穴のサイズは男性のほうが大きいのは理解いただけると思います。長期間ストレスの影響下におかれると、交感神経が過剰に優位になり、全身が戦闘モードになりますから、皮膚は鎧のように分厚くなります(老化角質=垢の堆積)。そして、皮脂分泌量を増やすことで、外的刺激から守ろうとします。女性の毛穴はサイズが小さいのですから、蓄積した垢で毛穴はすぐに詰まり、内側からあふれ出る皮脂はさらにつまり、ニキビや吹き出物という火山のような炎症を起こすのです。

男性よりも女性のほうがセロトニン不足に陥りやすく、精神的に不安定になりやすいという要素もあります。また、不安をあおるようなニュースを真に受けてむやみやたらになんでも怖がるなど、知能が低下した行動もみられます。(トイレットペーパー買いだめとか、どこに行くのも怖がるとか、そんなんじゃ家に引きこもって人生終わりですよ)脳がストレス下に置かれると、受精卵が分裂する際の胚葉のルーツが脳と皮膚は同じですから、蕁麻疹や湿疹、ニキビ、吹き出物などの炎症が起こるのは当然なのです。皮脳同根。

こういう時こそピールやビタミンが強い味方になりますが、何をストレスととられるかは、ご本人の物事の考え方やとらえかたといった性格が大きく影響します。神経質になりすぎず、知能低下しないだけの賢明さを備えつつ、安全と安心をはき違えず、冷静に俯瞰してコロナに対応ていきたいものですね。

目に見えないウイルスの弱化にはそれなりの長い時間がかかりますし、弱化しない可能性もあるのですから、短期的に焦ったところで解決するものではありません。根拠のない安心厨になるよりも、根拠のある安全に配慮しながらの共存、がベターです。