読書三昧 - 2020.06.24
サロンの棚には、このブログで紹介した小倉千加子先生の「結婚の条件」を置いているのですが、皆さま結構興味津々で読んでゲラ笑いしています(笑)。
貧困への無理解は資本家の死を意味する
たしかもっと昔にブログで『結婚の条件』について書いたことがあったんじゃなかったっけ?と思ったら、ありました。
結婚の条件
小倉先生のご著書はタイトルがそそります。この過去ブログ記事でもご紹介していますよ。この読書会は本当に面白かったな。コロナの影響でzoomで読書会やるかもという話になっているのですが課題図書(または映画)に何がくるのか、毎回楽しみにしています。
二丁目読書会「結婚不要社会」
最近、小倉先生はあまりインタビューや新刊が出なくて気になっていたのですが、認定こども園の活動でご多忙なのだそう!なんと私も住んだことのある箕面市!こういうことをバッサリ指摘するところが私はとても好きです。
小倉 #kuTooに関しては「勝ち組の皆さんの贅沢な悩みですね」としか思いません。仕事があるから、窮屈なパンプスを履いて仕事をしたくない、なんて言えるんです。パンプスを履けば仕事ができるならしたい人が大勢いる社会のなかで、わりとどうでもいい問題です。それに、パンプスを履きたくないという運動は昔からありましたよ。もちろん、やらないよりはやったほうがいいとは思います。やっていることも主張も、リバイバルですよね。こうした波は今まで何度か来ています。
私がそれよりはるかに関心があるのは、賢いちっちゃな女の子たちが、すでに男の子に「勝ちを譲る」ふるまいをすることです。運営している認定こども園でそうした光景を見るたびに「なぜなのか」「どうしたらいいのか」と心配しています。最近の母親たちの子供ですし、家ではたいてい母親が強いはずですから、男の子に勝ちを譲る理由がわからない。ジェンダー問題で私が今、もっとも考えている問題です。答えが見つからない。
ひとつ考えられるのは、女の子はかわいくなければならない、という価値観の浸透です。昔の子供は男女で似た風貌でした。最近の女の子はプリキュアのキャラクターのようにかわいくなりたいんですよね。なぜでしょう。今は「かわいさ」で勝つのが得策と子供心に感じるからでしょうか。