ロレッタブログ

ハンドクリームは肘から指先まで1日10回以上 - 2020.11.14

「湿度の高い夏場は落ち着いていた手荒れが、空気が乾燥してきたらたちまち荒れてきてしまった」というお声がちらほら。

健康な方で、一日の排尿回数は6回から8回程度。朝夜の洗顔や入浴、食事の前や食器洗いや掃除などの家事、外出から帰宅した後の手洗いも含めると、1日10回以上はあるはずです。つまり、ハンドクリームの塗布も1日10回以上励行が必要なのです。手指だけではなく、カサつきやすい肘まで欠かさずにぜひ塗ってみましょう。

ハンドクリームを塗っていても、肝心の「手首」「手の甲」「指の関節」「指先の爪の周りの皮膚」「肘」まできちんと塗れていない方は多いです。ささくれや割れた爪は、それがさらに皮膚を傷つける悪循環の元です。できないうちからケアしましょう。当サロン内には、あちこちにポールシェリーのハンドクリームが置いています。これは「洗ったら塗る」の実行のハードルを最小限まで下げるための工夫です。

皮膚を乾燥させる要因は枚挙にいとまがありません!

  • エタノールなどのアルコール
  • 洗剤
  • 布や紙による脱脂
  • 乾燥機から出したての衣類の熱、
  • 皮膚に近い熱源(ホットカーペット、床暖房、電気毛布、ストーブの側で過ごすなど)
  • 皮膚に直撃する北風やエアコン
  • 40%以下の湿度
  • スキンケアやメイク、マスク、顔を触る癖など日常生活における摩擦による角質層の摩耗

これらの外的環境が整っていなければ、1日で肌荒れをおこすことも珍しくありません。そして、みなさん「こすっていない」とおっしゃいますが、私からみれば「こすってます!」。目元をやたらとこする、

爪で掻く、メイク直しのスポンジも強く当てすぎています。

角質層にダメージを与える要因には枚挙にいとまがありません。体温より低めのぬるま湯で洗顔しても洗いあがりがつっぱるような洗浄剤は、顔用であれボディ用であれ、うるおいまで取り去りすぎたサインです。

そして荒れた皮膚の修復には、細胞に栄養と酸素を届ける血液循環が良好であることも必須条件です。しかし、熱いお風呂に入ればお肌はますます乾燥するので、入浴剤も忘れずに!

ちなみに、お風呂よりも暖房よりも、最も血行を良くするのは「運動」です。

明日は乾燥対策にお勧めの入浴剤とボディソープをご案内しますね。