ロレッタブログ

プロテインは筋肉をつくる?! - 2020.12.03

運動しない人がプロテインをのんでも筋肉は増えません。みなさん飲むことと食べること寝ることばかり熱心ですが、足りてないのは運動です。運動しない人がプロテインドリンクをいくら摂っても、筋肉は増えません。ある日どうしようもなく老いた身体に落胆するのも、自己ベストの加齢に笑顔になるのも、どちらも日々の積み重ねの結果です。月日を重ねていくほど差が出てきます。

アスリートフードマイスターのブログ記事は役に立つ内容が沢山ですよ。

→〇第142回 トラママのつぶやき「プロテインは筋肉をつくる?!」

 プロテインはそれだけで筋肉増強効果がある訳ではありません。運動と併用し、さらにたんぱく質以外の栄養素も充分に摂取しなければ効果は期待できません。 
話は戻りまして、Aさんはダイエット中で、しかも筋肉をつかう、また汗をかくような運動は特にしていません。しかし、栄養は気にされて食事もしっかり摂るようにされています。そのように充分な食事をした上にプロテインを飲むと・・・どうなるでしょう??
Aさんの場合、痩せるために、また筋肉をつけて体脂肪を減らすために飲んでいるようなのですが、今の状態では、飲んだ分が“プラスのカロリー”になってしまい、結果的に体重が減らない(逆に増えている)原因になっているのでは?ということが判明しました。

いくらプロテインを摂っても運動量が足りていない人は、フレイル(そしてロコモ)で虚弱な身体になりますし、閉経後はこうした一連の老化が瞬く間に進行するので、早い人は60代で杖が必要になります。杖の意味は、自分の体重を自分の二本の脚で支えて歩けないので脚を3本に増やす、ということなのです。

筋力低下は30代からじわじわと進行しており、閉経前後から崖から滑落するように一気に加速します。筋肉だけではなく骨・皮膚・髪・内臓など全身に及ぶ機能低下です。生命は必ず変化しますし、いずれ死ぬと決まっているので、その途中経過で生物として機能が低下していくのは自然の摂理です。

これは別に問題でもなんでもなくて、最初から生物はそういうふうにできているのです。機能低下しても長生きができる時代になったので、動ける身体の維持が課題になっただけのことなのです。これはどういうことかというと、もし本人が「動けなくなっても良いので長生きしたい」と思えるのならそれもありなのです。不慮の事故によるものや医療費や介護や家族の問題は別として、動けるうちにどちらを選ぶかは本人に任されているのですから。

「運動すれば何歳からでも筋肉は増えるので、気づいたときにスタートすればよい」というのは確かに正しいです。しかし、加齢と老化で骨粗しょう症や椎間板や軟骨は変形や損傷が現れてきます。加齢や長年の間違った使い方や癖などの生活主幹が影響して、身体のあちこちに不可逆な変化は起こるのです。

ですから、やはり運動に取り掛かるなら若いうち、1日でも早いほうが良いというのは、もっと確なことなのです。今日やりますか?それとも「時間ができたら」「仕事が落ち着いたら」と言い訳を連ねてまだ先送りしますか?

お正月があと10回くれば、自分だってもうあと10歳老いていることを忘れないでくださいね。今日が人生で一番若い日です。