ロレッタブログ

60代以降の元気の源 - 2021.03.23

60代からの元気の源の正体。それは男性ホルモンの代表格「テストステロン」です。

45歳~55歳の10年間がいわゆる更年期といわれる時期ですが、この時期にホルモンバランスが乱高下して、肉体的老化による容貌の変化に伴い、気分の落ち込み(鬱)傾向が強まる方は少なくないです。

しかし、これも新しいホルモンバランスに身体が適応すれば落ち着くのです。なので、落ち着くまでの55歳~65歳に一気に容貌も体力も急激に衰えていきます。それまでの生活習慣による個人差はありますが、何もしなければしないほど、雪崩から滑落するように衰えていきます。

この女性ホルモンの代表格「エストロゲン」の分泌低下にとってかわり、閉経後からの女性の健康を守るのが男性ホルモン「テストステロン」です。

この時期からのテストステロンの分泌量の増加は「女性だった人が思春期の男性に生まれ変わると言ってもいい」と表現されるほど。60代の女性はカラっと元気な人が多いのは、テストステロンのおかげなのです。

ですから、閉経後は「女装する」ぐらいのつもりで、女性としての装いや外見の身づくろいをしたほうがよいと思います。なぜかというと、65歳以降は男女のテストステロン濃度がほぼ同じになるので、何もしなければしないほど一見しただけでは男性か女性かわからないようになるからです。女性は男性と同じ太り方(ビール腹のリンゴ型肥満)をするし、男性は気が弱くなったりメソメソしやすくなるので(「濡れ落ち葉」とかよく言われているとおり、男女の会話が逆転するという笑)、どちらも装いやケアで性を意識しておかないと中性化してしまうんです。

年齢を重ねれば重ねるほど男性も女性も、お互いの性の演出を楽しむための努力を惜しまずやってみてくださいね。生命維持には関係なくても、日々の装いやケアが生きる活力や楽しみや自尊心の向上にきっと繋がっていきますから。私がこの仕事を通じて出会ってきたほれぼれするような素敵な80代、90代は、みなさんそういう方々です。