ロレッタブログ

ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進む - 2021.04.12

2019年のニューズウィークの記事ですが、参考までにどうぞ。

老化は一定のペースで継続的に進行するのではない

米スタンフォード大学のトニー・ウィス=コレイ教授らの研究チームは、18歳から95歳までの4263名から得た血液サンプルを用いて2925の血漿タンパク質を分析し、2019年12月5日、その結果をまとめた研究論文を学術雑誌「ネイチャーメディシン」で発表した。

この研究論文では、老化は一定のペースで継続的に進行するのではなく、34歳の青年期、60歳の壮年期、78歳の老年期という3つのポイントで急激に進むことも示されている。

タンパク質は、身体を構成する細胞からの指示を実行する働きを担っている。それゆえ、タンパク質レベルの大幅な変化は、身体の変化を意味する。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/346078.php

3つの各ステージの持つ意味と課題については下記をどうそ。

エリクソンの「発達段階」を知ろう。年齢別「発達課題」はクリアできてる?

個人的には、「34歳の青年期」が曲者と思いました。その理由は、このぐらいの年齢の時に「若ーい!20代かと思った!」みたいなお世辞を言われて真に受けてしまうと、「人一倍若く見えてしまうわたし」みたいなセルフイメージが固定化してしまいやすいから。そのまま年齢を重ねれば重ねるほど、自己自認もズレにズレを重ねるので、40代になっても「20代に間違われるほど若々しい私」、50代になっても「20代に間違われたいとまでは欲張らないけど、でも実は30代半ば位には見られちゃうの」みたいなふうに大幅なズレっぷりを披露することになるんです。

特に女性の中でも特に注意した方が良いタイプは、童顔、丸顔、妹キャラの3つです。さらに社会人になっても「大学生かと思った!」みたいなことを言われて喜んでいたらますます要注意です。つまり、社会人=自立した大人としての説得力や存在感を全く持ち合わせていない、ということなので、喜ぶのではなく「私は非常にまずい事になっている」と受け取ったほうが良いのです。

ただし、「それってイタい勘違いですよ」「容姿は十人並みだよ?」「たまたま女に生まれて若かったという2スペックで一時期持ち上げられてたってだけなんじゃ?」などと忌憚ない指摘をしてくれる人は限りなく少ないのが世間というものなんですよね(苦笑)。こんな風に誰も指摘してくれないビシアな事実があるからこそ、「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるのかも?

ですから、もしそういう指摘をしてくれる人と出会ったら、これ以上イタくならないように歯止めをかけてくれたと肯定的に捉えて、お世辞で目先の機嫌を持ち上げてくれる人よりも、むしろそういう人との関係性を大事にしていったほうがよほど自分のためになるんじゃないか、と思う今日このごろです。職業柄いろんなタイプの方とお会いするのと、私自身も率直に言い合う方がお互いのためになると考えるほうなので、ざっくばらんに言い合える人としかプライベートは付き合いません。