分身ロボットカフェDAWN - 2021.07.25
オリイ研究所による分身ロボットカフェDAWNに行ってきました。
相方も私も、身内や友人知人などの近しい人に先天性や後天性の障がい者や難病を抱える人が何人もいるので、訪問は即決定でした。実際にこの10数年の間で難病を発症した友人も、車いすユーザーになった友人も複数人いますし、亡くなられた方もいます。
私だっていつ何時、事故や難病発症して寝たきりになるかわかりませんよね。高齢者の施設でお客様のケアをしていると、次第に自力歩行ができなくなり、杖からカートの利用に移行し、さらに歩行器、そして次第に寝たきりになると、ものを喉に詰まらせやすくなるので肺炎で亡くなることが多い・・・という経過を知っていますし、現在は介護美容研究所のエステ部門の講師業もしているので、病気や事故や怪我による寝たきりや要介護はとても身近なのです。
また、これは私の個人的に想定していることなのですが、仕事を通じて様々な人達と接していると「このままだとこの人は将来は寝たきりか孤独死かな」という方は、少なからずいらっしゃるんです。そういう運動不足の現代人が親よりも若い年代で要介護や寝たきり状態になると予想しているので、そうなった時にどんな風に外界と繋がることができるのかという点でも興味がありました。
もともとデスクワークや運動不足や虚弱や肥満のお客様が、50代、60代と衰えが加速し、さらなる虚弱か肥満の二極化を辿り、意欲を失い、職も失い、さらにますます何もできなくなっていく・・・という過程も、よくある光景です。もちろんそうしたお客様には、私からも率直にその懸念をお伝えしていますし、正直私にとってはその人の『想定済みの未来』なので、そうなってしまうる前に色々とアドバイスはしているのですが、本人がちっとも実行しないからやっぱり想定通りになりますよね。口先で「健康でいたいです」と言うだけでは健康体は維持できません。頻回の行動と実践には本人の危機感が強力な後押しになりますが、私から見ると驚くほどみなさん危機感がなさすぎです。
こんな風に分身ロボットがお茶を運んできてくれます。デスクのオリヒメロボットがフリートークタイムに接客してくれます。ちゃんとアームや首が動くし、目はいろんな色で光り輝きます(笑)。
この日に私たちを接客してくれたパイロットは、進行性ガンで杖と車いすで生活しているという昭島市のいとさんと、原因不明の疾病で頸椎から下が麻痺して5歳から車いす生活の三重県のちあさん。いとさんは共感覚の持ち主でもあります。私の友人にも共感覚の持ち主がいるので、話が盛り上がること!
ちあさんは、着物が好きらしく、車いすでどんなふうに着物を着ているのかを教わりました。私もお世話になっている長屋先生のピロレーシングのレインコートを愛用しているそう。
→〇ピロレーシング 楽天市場ショップ
ロボットカフェは、今後はスナックオリヒメもオープンする予定だそうで、バーカウンターにはすでにお酒がきれいにディスプレイされていました。日本橋や三越前から徒歩圏内なので、ぜひ足を運んでみてください。