ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会@新国立美術館 - 2021.07.23
新国立美術館で開催されている、ファッション イン ジャパンに行ってきました。コロナ禍で1年延期され、島根県立石見美術館から巡回してきた展覧会らしいです。音声ガイド付きで観ると約2時間かかるかな。
事前にVimeoで公開されているこの動画を見てすでに興奮。「僕は裏原ブームっていうのは大嫌いでしたね」という都築響一さんが痛快すぎます。(笑)
着倒れ方丈記 HAPPY VICTIMS 都築響一 青幻舎
現代日本のリアリズムを追求し続ける著者が、膨大な洋服に覆われた部屋と、その住人「着倒れた人」たちを取材。本書は、ごく普通の生活にあるこだわりの光景をとらえた、100名余りの”ハッピー・ヴィクティム”(幸せな犠牲者)たちの記録です。
グッチ、エルメス、ドルチェ&ガッバーナ、コムデギャルソン、マルタン・マンジェラ、ナイキ・・・・・・食費を削ってでも収集したいという大好きなデザイナーやブランド。欲望と混沌の小宇宙。
写真に加え、「着倒れた人」たちの断片を綴った各テキストも興味を誘う内容です。名作「TOKYO STYLE」や「賃貸宇宙」などの系譜となる都築響一待望の最新作品集。雑誌「流行通信」で8年間の長期にわたり連載された待望の書籍化です
個人的には、長沢節さんのスタイル画の原画が見られてうれしい。
8頭身?いや9頭身?というぐらい、極端に細く長い手足と粋で気丈そうなモデルが特徴ですよね。これリアルなら拒食症レベルだけどね・・・。ヴェルシュカ・フォン・レーエンドルフを絶賛していたのだとか。
何度も読み返している大好きな一冊。大人の女性ってこういうことだとしみじみ考えさせられます。日本人にはなかなかいないかもね・・・。
金子國義さんの作品も1つだけでしたが、発見。『O嬢の物語』そのまんまの世界でしたが、来場者の人がどのぐらい気づいていたかは不明(笑)。
もちろん、山口はるみさんの作品も!
後に用事が控えていて、最後の方はかなり駆け足で観たので、音声ガイド付きでまた観なおしてきます!