「見た目いじめ」と少女の死 顔にアザ、外見差別受けた男性の後悔 - 2021.09.02
当ブログで何度かご紹介しているユニークフェイスの活動。著作を何冊も読んでいた私にとって、石井さんご本人とお会いできたのは偶然とはいえ本当にうれしい遭遇でした!
ユニークフェイスの石井政之さん
「顔の差別で人は死ぬ」あざ・まひ・傷の痕…ユニークフェイスの闘い
石井さんの今の思いが綴られた記事をご紹介します。
2019年、外見に症状がある女子中学生が、命を絶ちました。「ニュースを知り、無力さに打ちひしがれた」。そう語るのは、生まれつき顔にアザがあり、周囲から注がれる奇異のまなざしに向き合ってきた、石井政之さん(56)です。「ふつう」ではない見た目に苦しむ人々に寄り添い、自身の体験について発信する。一連の活動を通じ、「外見差別」の問題を啓発してきた石井さんは、同じ境遇に置かれている若者に、訴えたいことがあるといいます。中学生の命日にあたる31日、胸の内に渦巻く思いについて、つづってもらいました。
「ふつう」と違う苦しみへの共感
福岡県久留米市で2019年7月31日、女子中学生(当時14)が、マンションから飛び降り亡くなった。
【関連リンク】中3「見た目いじめ」認定も 「自殺との因果関係なし」(朝日新聞デジタル)
このニュースに私は涙した。他人事とは思えなかったからだ。
彼女は生まれつき、顔の右ほおが病気で膨れていた。中学校で、「気持ち悪い」と言われるなどしていたそうだ。
私の顔には生まれつき赤いアザがある。先天的に、皮膚の表面に血管が浮き出る症状で、単純性血管腫という。
彼女の疾患はリンパ管腫だ。私の病状とは違う。しかし、外見が「ふつう」と違うことへの悩み、そして周囲からの蔑視やいじめにあう苦しみは容易に想像ができた。
私は、これまで数え切れないほど、外見に目立つ症状のある人たちと出会ってきた。そのうち何人かが自死した。遺族から「身内に自死した人間がいる」という苦悩をつづった手紙をもらったこともある。
ただ、私は当事者の自死について、公の場で語ったことはなかった。その自死の原因は多岐にわたる。外見差別が理由で命を絶ったのかどうか、分からない。慎重にならねばらない。だが、今回のニュースを知って、こう自問し続けていた。
「私は慎重になっているのではなく、当事者の自死問題と向き合うことから逃げていたのではないか」と。
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〇→WITH NEWS「見た目いじめ」と少女の死 顔にアザ、外見差別受けた男性の後悔 生死の境にいる若者へ「助け求めろ」
新刊も発売です。このシリーズは未読なのですが、なんとなく理論社から発刊されていた「よりみちパン!セ」のシリーズみたいな感じっぽいのを狙ったのかな?という印象です。
また、石井さんは取材協力してくださる方を探しています。詳しくは下記のリンクへ。