ロレッタブログ

犬猫譲渡の情報サイト - 2021.12.28

フィーちゃんと触れ合っているうちに、「猫飼い病」にかかるお客様が続出です。先日のこのブログにも書きましたら、保護猫カフェだとお見合いが兼ねられるし、気軽に行けますよね。

近所の猫カフェ

ただし、子どものころから自宅に猫がいるのが当たり前の環境で育った方は、譲渡条件の多さと内容に引いてしまう方も少なくないようです。団体によりけりかもしれませんが、フードの指定があったり、全ての窓にロック付き網戸の設置が条件に含まれていたりと、正直私も目が点・・・になったこともあります。お客様からも「この条件を全部クリアしないと猫を引き受けられないなら、ペットショップで猫買うしかないのかなあ」という声を何度か聞いたこともあります。

幼児や赤ちゃんがいるご家庭や、出産予定のある方への譲渡をお断りしている団体もあるらしいのですが、これはお子さんが猫アレルギーを後日発症して譲渡先に犬猫たちが戻されてしまうことがあるからだそうです。せっかく家族として迎えたのに、もう一人家族が増えたときにご縁が切れてしまうのは猫にとっても譲渡先にとっても幸せを願って送り出した保護猫の会としても、やりきれないですよね。他の譲渡条件についても、おそらくですが譲渡先が人間の食べ物を与えて腎臓疾患になったり(猫に塩分は厳禁!)、網戸を取り付けていない窓から脱走してしまったことがあったのかもしれません。保護猫の会としては、せっかく結ばれた猫と人間のご縁が双方にとって健康を守りながら発展していけるように願うからこそ、二の舞を防ぐためにも譲渡条件が次第に細かくなり、増えていってしまったのかもしれませんよね。

個人間の譲渡サイト「ジモティー」には、野良猫を保護した方からの投稿や、個人で里親活動をしている方の保護猫保護犬情報が多数掲載されています。富裕層が多い区ほど純血種が多くて、生後数か月や1歳位のサイベリアン、ヒマラヤン、ラグドール、ロシアンブルーなどの写真がずらりと並んでいました。

→〇ジモティー里親募集

手放す理由に、「彼氏だか旦那さんが猫アレルギーを発症したために長く飼った猫を手放します」みたいなのを見かけたのですが、人って最初に「この人のここが好き!」と思った美点が、自分に都合が悪くなった時に「そういうところが大っ嫌い!」と反転するので、恋は盲目のとおり脳内麻薬ドーパミンで前頭葉がラリっている時に相手に合わせて判断したことは9割9分間違いです。

他にも、定番の「引っ越しで飼えなくなりました」と書いている人もいるけれど、犬猫の年齢がたったの10か月とか1歳とかで「飼えなくなりました」ってどういうこと・・・?ペット可物件を探して引っ越せばいいのに。動物の命ってぬいぐるみ買うのとは話が違うんだけどなあ。そんなことをする人は、いずれ人間から自分が捨てられる日がくることでしょう。実はうちの先代のにゃん様は、飼い主の高齢のおばあさんが認知症だか精神疾患だかで飼育放棄状態で、にゃんさま以前も猫を何匹もちゃんと飼うことができなくていつも死なせていたらしいのですが、私やご近所さんが怪我したにゃん様を病院や自宅でケアした結果、最終的に私が引き取ったのです。で、当のおばあさんは数年後に自宅の火事で焼死したんですよ。ほうぼうから「猫の祟り」という声が聞かれたのですが、おばあさんが放置して無くなってしまった猫は1匹や2匹ではないらしいので、そう思うのも無理はないですよね。

東京都の動物愛護相談センターのサイトには、東京都の譲渡団体の情報もありましたよ。気になる方はぜひチェックしてみてください。

→〇東京都動物愛護相談センター

冬の猫は湯たんぽになってくれますよ。ただし、夜中に寒くて目が覚めたら猫に布団が奪われていた、なんてこともよくあります。朝は「おはよう」のあいさつがとてもかわいいです。先日はフィガロがボルトを抜いた私の左足を心配して見に来てくれました。幸せです。(←猫馬鹿)