ロレッタブログ

ピラティスページの改訂 - 2022.02.17

第3次ピラティスブーム的な昨今ですが、大変ありがたいことに当サロンにもセッションのお問い合わせを沢山いただいています。

これを機に、当サロンのピラティスページの文章やQ&Aの内容を整理、改訂しました。ぜひご参照ください。初心者やピラティスに興味があるけれど、まだやったことがは無いという方はもちろんですが、年単位でセッションに真剣に取り組んでいる方が再読すると、そこに書かれている内容と意味が深く腑に落ちると思います!

ストットピラティスは、身体への負担の少ない動きで、安全かつ効果的に体幹の安定と強化をします。ただやみくもに動くことを決して推奨せず、絶えず最適な姿勢を意識しながら(運動制御・モーターコントロール)、少ない負荷で確実に全身の筋肉をくまなく刺激し、無理ない範囲で動くことで最大の効果を引き出すことができるのが特徴です。なぜならば、フィットネスやエクササイズの手法に流行廃りはあれど、人体の基本構造としての骨や筋肉の数や関節の向き、そしてその機能(関節可動域など)は流行りで変化することは決してないからです。

身体の動きを車の運転に例えると以下のようなイメージです。

・ドライバーの運転技術=ピラティス

・エンジン=筋パワーと筋肥大

・サスペンション=柔軟性

運転が下手だから事故(怪我や故障)を起こしたのに、よりパワフルなエンジンを搭載する(高重量の筋トレ)。あるいはサスペンションの調整ばかりに注力する(ストレッチによる筋・腱・靭帯の弛緩)。すると何が起こるでしょうか?いずれ再び同じような、そして損傷がより酷い事故を起こす可能性が非常に高いのではないでしょうか。その事故の結果も、最悪の場合は致命的なものになりかねません。

車の運転にはエンジンもサスペンションも非常に重要であり、この3つのどれも欠かすことはできません。しかしながら、再事故の発生を未然に防ぐために、この中からあえてどれか1つを最優先で改善する必要があるとするならば、それはドライバーの運転技術ではないでしょうか。

このように効率的な体の使い方にフォーカスするストットピラティスは、リハビリ後のトレーニングなどの医療分野でもその役割が期待されており、そのエクササイズが大変適応に富んでいるために、アメリカやカナダでは医療機関からも高い信頼を受けています。

ピラティス