ロレッタブログ

Movement Makes Us Human: Kelly McGonigal, PhD | Rich Roll Podcas - 2022.03.18

知性と美貌は両立するという見本のような人って、本当に実在しますよね!リッチ・ロール氏の番組にスタンフォード大学のケリー・マクゴニガル教授が出演していました。

この動画では、運動がどれほどメンタルヘルスの向上に貢献するかについて、とても平易な言葉で語られています。私はこういう動画をラジオ代わりに流しながら、聞きながら、家事をしています。個人的には番組中盤の33分以降のトークが特に面白かったです。

ケリー教授自身はヨガの愛好家(著作もあり)、双子の姉妹や旦那様は長距離マラソンにはまっているようです。リッチ氏のことはこの番組で初めて知ったのですが、アルコールやドラッグに依存した非常に不健康な生活を送っていたらしいのですが、40歳まで自分を変える決意をし、なんとその2年後にはUltraman World Championshipsで上位入賞を果たしたそうです。現在に至るまでプラントベースのヴィーガンとして啓蒙活動をおこなっているらしい。依存症者ってものすごくまじめに1つのことに取り組むので、依存対象が運動に変わって人生が好転した見事な例ですね!この番組のトークではそれについても率直に語られていて、非常に興味深かったです!!!

他には、なぜ長距離走でランナーズハイが起こり、多幸感が得られるのかという、その仕組みと背景について語られています。こうした一連の感覚変化も、人類が地球上で生存していくために欠かせないものだったんですね。獲物を獲得したからといって他の仲間に一切分け与えずに独占するよりも、皆でシェアして生存していったほうが、人間みたいにそもそもの個体が弱い生物が生存していく方策としては賢いわけで、どれもこれも納得のトークなので、ぜひ視聴してみてください。

こうした内容は、昨年はまって動画を集中的に観まくったハーバード大学のダニエル・リーバーマン教授も語っていましたが、ある一定上の強度の定期的な運動で筋肉を動かし刺激することにより、内因性カンナビノイド・システムと呼ばれる、我々人間が地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能をベストパフォーマンスへと導き、安定的にし、心身の健康に貢献することは、現代では広く知られていますよね。

結局のところ、良いライフスタイルこそが、免疫系の向上、痛みの軽減、神経保護、脳の回復と再生、精神安定、食欲調整、痛みの軽減、そして細胞間のコミュニケーションなど、全身の健康に繋がるのです。また、そうしたライフスタイルや活動で分泌が増すとされるオキシトシン、エンドカンナビノイド、マイオカイン、エンドルフィン、ドーパミンなど幾多の神経伝達物質やホルモンの分泌量が実際に増加するタイミングと行為を最新のサイエンスに基づいて分析すればするほど、人間は社会的な動物であることが、実によくわかります。

ちなみに、エンドカンナビノイドは、最近はCBD(カンナビジオール)オイルにように塗布するタイプが流行していますが、お値段がかなり高いのに質もピンキリという玉石混交なのが実情のようです。

そもそも自前で分泌できるものなのだから、さっさと自分で運動して自分からナチュラルに分泌生産されるカンナビ分泌量を高めた方が、心身の長期的な健康管理において、はるかに有益で得るものも多いと思います。