ロレッタブログ

お客様の職場でも捻挫と骨折者が増加中 - 2022.04.28

先日のブログの通り、お客様の職場でも骨折や捻挫する女性が増加しているようです。年齢も予想通り50歳前後・・・

50歳前後の捻挫と骨折者が増加中

これらの不詳のきっかけを詳しく話を伺うと、どなたも別段普段を変わったことをしたわけではないんですよね。スポーツの最中とか、走ってみようと思ったら舌もつれてころんだとかではなくて、なんでもない道を歩いていたら捻挫した、あるいは転倒して骨折という事例ばかりなんです。いまのところ100%その手の負傷ですね。

これは一体どういうことかと言うと、もはや日常生活の活動に対応できないほど衰弱が進行しているという証拠だと思うんですよね。仕事はいくらでも代りがきくけれど、病気も怪我も自分以外になってくれる人はいないって知ってました?

閉経後4年間ぐらいの間に骨密度が急落していく勢いはすさまじいものがあるのですが、全身が衰弱したマイナスの状態をプラスに、あるいは、最低でもその年齢なりのプラマイゼロに持っていけるまで頑張れる人がどのぐらいいるかと言うと「超少ない」というのが、紛れもない事実です。

運動と栄養が超充実していれば、たとえ60代、70代になっても骨密度は回復していけるのですが、その時には既に要介護の状態になっていたり、関節疾患等でリハビリを要する状態になっていたりするので、取り組むエクササイズもかなり制限がかかるので、そうした状態で骨密度や筋力を年齢なりの100%あるいは100%超えまで回復するのは身体面でもメンタル面でも、筆舌に尽くしがたい大変さがあるんですよ。

なぜならば、数十年間さぼってきたことに初めて取り組むわけですし、目指せプラマイゼロ、目指せプラスとおしりに火がついて取り組んでも、マイナスに加速するスピードは日々加速するという厳しい現実が加わるからです。やったらやっただけ変わるのですが、心身両面におけるあまりのきつさに自分のために頑張れなくて結局衰弱と老化に身を任せる元の木阿弥に戻って要介護へ・・というケースが本当に多いんです。

したがって、閉経前から衰弱が進行している人が60歳前後に達すると、エストロゲン分泌量の激減に加えて、運動不足の影響が心臓や血管系など全身の機能不全に及んでくるためヘルプマークを付ける人が増えます。

ただし、実はそれまでの身体づくりをちゃんとしてきていれば(という前提ありきです。現実には身体づくりをおろそかにする人が多いのは紛れもない事実なので)、本来は女性の体内では閉経以降にさらに急落するエストロゲンに対して、次第にテストステロン(男性ホルモン)の分泌が相対的な比率としてはかなり高くなっていくので、じつは60歳以降がめちゃ元気に過ごせるんですよ。60代~90代でトレーニング大好きで超元気な高齢者っているじゃないですか?まさにあの感じです。

私の個人的な価値観でしかないけれど、せっかく一生懸命働いて稼いだ「お金」と全ての人に平等な貴重な財産「時間」を使うなら、リハビリや通院に費やすよりも、やりたいことに存分に取り組める心身づくりに投資したほうがよっぽど有益、と思います。

せっかく長寿の時代の恩恵を受けられるようになったのだから、始終具合が悪いよりも、その年代なりにそこそこ元気な楽しいと思うんですよね。せっかく長寿で生きられそうな可能性が高くなったのだから、どうせなら楽しいほうに、自力本願で進んでいきましょう。