ロレッタブログ

プロランナーは腹筋だけで7種目×30回 1日合計2000回 - 2022.05.14

最近ますます勉強が忙しくて(←というか勝手に好きでやってるだけなんですが)、今春は日本語の本を読む時間がめっきり減ってしまいました。それでも何とか時間を捻出しています。タイミングはバスタイム。

実は近所の図書館の閉館時にリサイクル図書の放出があったので、沢山もらってきてるのです。これらがもっぱらバスタイムの私の課題図書と化していて、先日読んだのは小出監督の「マラソンは毎日走っても完走できない」です。

 

太りすぎや低筋力の人がいきなり走るのは無茶ですが、コロナで第1回目の緊急事態宣言があったころから夕方頃に走っている人が急増しましたよね。

太っている人はまず適正体重まで落とさないと、長距離は走れません。勢いに任せて無理をすれば走れないことはないでしょうが、間違いなく関節に過度な重量負荷がかかるので股関節、膝、足首などどこかを必ず痛めます。低体力の人は毎日たった2駅3駅すら歩いていないので、歩くことに慣れてないのに走れるわけがないのです。そうしたご自身の体力のキャパシティを無視するから怪我をします。

どちらも適正な体格になる食生活と、毎日ある程度の距離をハイスピードで歩けるようになる準備という努力をしなければいけません。しかし普段から身体も使っていないし、頭で考えることもしてきていないと、こういう初歩的なことにすら気づけないのです。普段やっていないことが、ある日突然できるようになることは決してありません。基礎を飛ばして応用に飛びつくから失敗するんです。

ちなみに、監督の佐倉アスリート倶楽部のウォーミングアップはこんなメニューだそうです。総合的な身体を作るための「補強運動」と「ウォーミングアップ」がこの本で紹介されていました。「プロが走るための毎日の準備」は、素人の腹筋の負荷や回数とは桁が違いすぎますね(笑)。監督の「毎日の習慣にすることからはじめましょう」のとおり、もう一度繰り返しますね。

普段やっていないことが、ある日突然できるようになることは決してありません。