ロレッタブログ

あらゆる学習は頻回、没頭、継続が鍵<続き1> - 2022.05.21

また、学習方法としては、今はオンライン上で様々なプラットフォームが提供されていますし、YouTubeやPodcastなど無料で視聴できる語学講座も星の数ほどあります。

そうしたものが無い頃の「興味はあるんだけど」「やらなきゃとは思ってるんだけど」でもやらない、と言うタイプの人の言い訳は、「良さそうなものがない」「忙しい」「料金が高い」「やっぱり留学しないと身に付かないよね」などでしょうか。

一方、現代はコロナ禍で通勤や旅行や出張などが激減したおかげで時間に余裕ができた人がかなり多いはずで、さらに余暇に使うお金を自己鍛錬に当てることができるはずで、さらにはネットにつなぐだけで無料で質の高いものが沢山提供されている時代で、24時間英語だけに触れていられる状況も作り出せるのに、作り出される言い訳は「沢山ありすぎてどれを選んでいいかわからない」みたいです(笑)。

なんだか運動が続かない理由と同じだなあ…なんて思いませんか?(笑)さらに運動の場合は季節性の理由が加わります。

  • 春 花粉が多いから外出したくないし実家に帰らなきゃいけないし連休は旅行もいかなきゃいけないし
  • 夏 暑いし日焼けしたくないから外出したくないし汗もかきたくないし夏休みは旅行もいかなきゃいけないし
  • 秋 花粉が多いし会食が多いから忙しいし連休はまた旅行にいかなきゃいけないし
  • 冬 クリスマスと忘年会と新年会と実家に帰ったりまた旅行にもいかなきゃいけないし寒し雪降ってるから外出たくないし動きたくなくな

人は言い訳を作り出すときに最もクリエイティブになるそうですが、真の問題はご本人の没頭と継続と頻度が問題であることは、歴然でしょう!そしてこの口で「そんなに食べてない」「呑み会じゃなくて食事会」となどの言い訳も発されたりもします。これだけ動きたくない理由を列挙しながら、なぜか食事会や呑み会や旅行にはせっせと動きに行きます。とってもおもしろいと思いませんか?

わたしは自暴自棄になって自分のための努力を投げ出してしまうことこそが、最も自分を雑に扱う行為だと考えています。そうやっていつも逃げているのは自分が一番よく分かっているはず。だから自己弁護と自己正当化はやればやるほど自分のことがもっと嫌いになるんです。

ですから、フラストレーションを感じてやめたくなる時ほど「チャレンジと克服よりも、投げ出しという逃避行動のほうが親友になってしまっていないか?」なんて自問自答してみるのもよいと思います。熱い心とクールな頭を親友にしましょう。

あっ!ちなみに、日本国内では母語でほぼ仕事が完了することがまだまだ多いし、DeepLなどの翻訳ソフトも優秀なことこの上ないので別段困ることは少ないと思いますし、「それでも英語を学びたい!」という時には昨日記した通り実用的な観点からやるとより頭に入ってきやすいのは間違いないのですが、運動に関しては実用的な観点でどうしても必要になりお尻火がついてから取り組むという方が大半(というか9割方?)です。これがつらいんですよ。

辛い理由を具体的に説明すると、長年の運動不足や肥満や低筋力あるいは間違った身体の使い方で故障して痛くなり通院やリハビリが必要になってからという場合が非常に多いんですね。つまり、フレイルやロコモがかなり進行した状態なんです。もっというとつまり、語学学習なら「スタートはゼロから」ができるんですが、身体機能は往々にして「スタートはマイナスから」なんです。

したがって、私がそういう方々を見ている限りですが、結果的に皆さん語学学習よりもはるかに大変な思いをしているように見受けられますくれぐれもこのことをお忘れなく・・・・。