ロレッタブログ

【内反母趾手術】2021/1/22~1/25 傷と足底の筋群のリリース - 2022.07.05

抜糸後の僅かな出血も止まりました。患部はお風呂につけることができないので、老化角質がこんな風にはがれてきます。1月22日と25日の写真をまとめて掲載しますね。

かさぶたがぽろぽろと取れてきて、下にほぼ再生した皮膚が見えたので、とっちゃいました。

ようやく糸が取れたので、全身の解剖の本の中でも特に足の部位を読み返しながら、母指外転筋やら足底方形筋やらリリースをせっせとやっています。指気にかけてくれるフィーちゃんは優しいです!

指の節も活用して、深い部位まで圧を届けるのですが、なんせ浮腫で腫れてるので見事な凹みが。

傷の軟部組織のリリースは、スキンローリングから開始し、徐々にリリースを深くして筋膜リフトまでもっていきます。「ええっ!それ、痛くないですか!?」と驚かれることが多いのですが、前回の外反母趾の両足オペでも術後に軟部組織のリリースと関節のリリースはさんざんやりました。今回は2回目のオペなので、軟部組織の癒着もより進行しやすく、関節というよりもむしろこの軟部組織の癒着がもたらす硬さが母指の可動域制限に繋がる(と私は予想している)ので、痛くても徹底的にやります。

関節もリリースします。「そんな傷のすぐそばをぐいぐい動かして大丈夫なんですか!?」みたいに質問されることがあるのですが、動かしているのは拇趾の付け根の関節(MP関節)で、切断してボルトが打ち込まれているのは拇趾の中足骨遠位骨頭なので、MP関節を動かす分には問題が無いんですよ。方建てで撮影しているのでこんな風になっていますが、実際には両手でもっと動かしています。

患部が痛いやら触ったり動かすのが怖いやらで、こういうことをやらない患者さんは多いそうです。後から可動域制限が出て不自由して後悔する方が嫌なので、痛かろうが何だろうが、こうしたリリースと自主リハのロジックを理解しているので、私はひたすら実践あるのみ、です。

ちなみに、病院から指示をされたのは可動域の回復(関節を動かす)のと筋肉のリリースだけで、軟部組織の癒着のリリースに関しては特に指示や言及はなかったのですが、私はこれが後々の動きの悪さに繋がると知識と経験で理解しているので、勝手に取り入れています。もちろん、浮腫のマニュアルリンパドレナージュもね。自宅で自分の知識で色々できちゃって、いや~ほんと便利です~~。