ロレッタブログ

仰向けだと自力で脚を上げられない人のためのプレエクササイズ - 2022.09.13

昨日記した、股関節屈曲ができない人の弱い筋肉と、硬い筋肉について。ぜひこの動画をご覧ください。英語の動画ですが、とはいえ動画なので、見るだけその仕組みが一体どうなっているのかが、非常に判りやすいです!

朝のオンライングループセッションや、プライベートセッションでクライアントの皆様に行ってもらっているエクササイズとは脊柱と上肢のポジションは異なりますが、求められている動き=股関節の屈曲筋群を用いて両脚を上げる、という点は同一ですよね。

大腰筋の弱化、ハムストリングが硬い人は腰部も硬いし、その硬さゆえに膝も伸ばしにくくなる、だから大腿四頭筋もさらに弱くなる・・・ということをぜひこの動画で理解を深めてみてください。だから四頭筋もより弱くなるわけです。ムーブメントというものは、たった1つだけの筋肉で実現するのではなく、様々な筋肉と、今現在のその筋肉のコンディションがどのような状態にあるのかが複合的に絡み合い、生じるのだということも、お分かりいただけると思います。


ちなみに、この動画で紹介されているエクササイズは「The Seated Leg Lift in Pike」という難易度が高いエクササイズなので、実際にこれをまねてみて「全然できない・・・」と激しく落ち込まないでくださいね。なぜならば、このような長座のパイクポジションでの股関節屈曲が、筋力的にも、また腰部骨盤帯の安定性という面でも、正確にできるお客様がまだいないからです。

私の個人的な考えですが、クライアントが筋力的にまだ全くできそうにないエクササイズを安易に提案するのは、自信喪失につながりかねませんし、最悪の場合は怪我を引き起こしかねません。このような提案は、むしろ提案ではなくただの無茶だ、と考えています。

将来このような難易度の高いエクササイズができるようになるために、今取り組むべきエクササイズは沢山あります!今はその準備段階となるエクササイズに毎週取り組んでいるわけですから、今やるべきこと、目指すべき動かし方を1回でも正確に動けるように、共に頑張りましょうね!

昨日よりも今日の方が、より精度高く動けるようになるために、ひたすら自分に集中するのみ、です。