テンセグリティ構造 - 2022.12.15
テンセグリティー(Tensegrity)とは、「テンション(tension)張力」と「インテグリティー(integrity)統合」という2つの言葉から作られた造語です。圧縮力と張力という2つの力がつり合うことにより、それ自体の構造が自己安定するシステムのことです。
身近な例では、建築物やテントなどをイメージいただくと判りやすいと思いますが、生物の全てがこの構造で形を保っている、とも言われています。テンセグリティ構造は、人体と筋膜を理解するならもはや必須の概念ですが、机上で勉強しているだけでは絶対に得ることができない感覚です。こればっかりは自分の身体で動いて、体感できるレベルまでもっていかないとどうしようもないのですが、そのためには相当の鍛錬が必要です。が、このテンションが感じられる身体になると、本当に動くことが気持ちがよくてたまらなくなりますよ!
テンセグリティ構造の詳しい説明は、ネット検索すればゾロゾロでてくるので、それはそちらにお任せして(笑)、私はとても素敵な動画をご紹介します。生物はパーツではなく、常に1つの塊としてのバランスを保ちながら動いているのが、よく分かります。
ピラティスのエロンゲーション(軸伸長)も、テンセグリティを体感できる人ならご自身の身体で確実に感じられる感覚です。しつこいですが、これが分かると、本当に気持ちがいいですよ!その日を目指して、今年12月後半もセッションに、自主トレに、のぞみましょう!